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【メッセージの編集】 スレッド : 『ウェッピング&フリッピング』
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タックルを切り口にしますが、まずはウエッピングとフリッピングは「&」では繋げない別物だという認識を持ってください。 ロッド 国内メーカー品で最も優れた「<対ヘビーカバー用>フリッピングロッド」「ウエッピング用ロッド」はどれかと問われれば、エバーグリーンのモリゾーフリップです(最も多用しているのはショート化してバランサーを入れたハリアー80ですが)。海外物の廃盤品ではオールスターのT40も最高です。しかしこちらはさすがにガイドシステムが古く、交換を要するのと、アメリカ人向けに設計された太いグリップを削る必要があります。「フリッピングロッド」を謳いながら、ストリッピングガイドがキャスティングロッドと何ら変わらない位置に取り付けてあるようなロッドは問題外であるどころか、それを設計したメーカーは何も分かっていないとさえ言えます。フリッピングをしたことのない人間が作ったフリッピングロッドが良い物であるはずがないということです。 リール フリッピングにもウエッピングにもハイギアのものが望ましいです。ドラグはフルロックに近い状態まで締め込めるものがいいです。フリッピングではスプールの回転性はあまり問われませんし、ウエッピングの場合も使うのがヘビーウエイトのテキサスリグですから、普通に回ってくれれば充分です。ちなみにナチュラルカバーへのウエッピングにジグは適しません。その理由はやってみれば理解できるはずです。ハンドルに関しては、右利きならウエッピング用には左ハンドルを、フリッピングには右ハンドルを用いるのが通常です。しかし、フリッピングに左ハンドルを使用しても、ハンドルの位置に留意する癖をつければトラブルは防げますし、そうしたほうがフリップ&ピッチをスムーズに切り替えられるので、より実戦的セッティングと言えるでしょう。現行品ではドラグを締め込めるアブのレボシリーズがお薦めですが、上記の要件を満たせば選択肢の幅は狭くありません。 ライン ナチュラルカバーへのウエッピングには表面硬度を高める処理がされたナイロンかフロロカーボンラインを用います。ラインがほぼ必ずと言っていいほど何かに接する釣り方(プレゼンテーション)なのでPEは適しません。アシ程度の生え方がシンプルなカバーへ放り込むのなら20LBで必要充分な場合もあるでしょう。ただしマンメイドやウッドカバーの中へ入れる場合はフロロカーボン以外の選択肢はありません。強度は20LB以上25LBでも30LBでも、とにかく掛けたあとで早く勝負をつけるため、不安を感じない強さを選びます。コンクリートや鉄と擦れれば、フロロカーボンと言えども容易く傷付き、そこから破断するからです(PEはすぐ切れます)。 フリッピングに用いるラインは状況によりけりです。アシ際を撃つだけならフロロの12〜14LBでも事足りますが、ヘビーカバーを撃つのなら18LB以上は欲しいところです。ただフリッピングは「プレゼンテーション方法」ですので、「フリッピング用のライン」を論じることにはそもそも無理があります。「フリッピング用のライン」を問うことは、たとえば「オーバーヘッドキャスティング用のライン」を問うようなものです。某誌で某氏が「フリッピングはカバーゲームと同義」というようなことを言っていましたが、その記事にはさすがに閉口しました。たとえばマッディーウォーターでドックの壁や杭へノーシンカーをフリップしていくのはフリッピングではないのでしょうかという話です。ミディアムパワー程度のフリッピングロッドが存在するのはそうした用途のためです(ローパワーのキャスティングロッドではありません。ストリッピングガイドの位置からきちんとフリッピング用に設計されたロッドのことです。かつてはオールスターやルーミスを始め、アメリカのロッドメーカーの多くがラインナップしていました。現在でも日本に支社を持つ一部のメーカーが作っています)。「手数と高精度を両立する近距離からのプレゼンテーション方法」がフリッピングであって、それはたしかにカバーゲームに求められる要素ではありますが、イコールと言うのは乱暴です。フリッピングとカバーゲーム双方の可能性を狭める物言いです。少し横道に逸れましたがラインに話を戻すと、ラインが少しでもカバーに触れるロケーションでPEを使うとバイトが減るように感じます。おそらくカバーとラインが擦れる音が原因だと思われます。 シンカー ウエイトについて「重いと着水音が大きくなる」と言う方のフリッピングはそれなりのレベルでしかないのでしょう。離れてもたかだが6m程度のディスタンスですから、水面との接点でルアーを止めればシンカーのウエイトに関係なく無音で着水させることができます。ただ、連続する杭にサスペンドしたバスを狙う場合やアシ際のシャローを釣る場合おいては、ノーシンカーリグやドロップショットリグをフリップすることもあります。前述したようにフリップはプレゼンテーション方法の一種ですので、シンカーのウエイトは「ゼロ以上」としか言えないのが本当です。 ウエッピングについては、軽いウエイトのシンカーを用い、落下速度を利用してカバーの中へリグを入れるよりも、充分なウエイトのシンカーを用い、カバーにラインを掛けて落とし込んだ方が確実かつ静かに着水させることができます。シンカーのウエイトが不充分だとテンプラ気味に投げても結局ルアーが水面まで落ちずに無駄キャストが増え、その回収時にアシなどを揺らしてしまってバスにプレッシャーをかけてしまうだけです。マンメイド越しのウエッピングではノーシンカーを用いる事もありますが、ナチュラルカバー越しの場合は最低でも1/2OZくらいは必要になるはずです。 ルアー フリッピングに用いるルアーはテキサスやジグが一般的ですが、ノーシンカーやドロップショットをフリップする事もありますし、25年以上もやっていると、ある「ハードベイト」のフリップがほかのルアーやプレゼンテーションに対して圧倒的なアドバンテージを発揮した事も少なからずあります。要はフィールドとバスの状態次第ではどんなルアーでもフリッピングの対象になる可能性があるということです。 ウエッピングにはヘビーテキサスリグしか使っていませんが、中空フロッグにも可能性を感じています。ジグでも釣れるのですが、釣れるサイズはテキサスと変わず、手数と匹数は明らかに劣るので使わなくなりました。ベイトはすり抜けがいいシンプルな形状の3〜4インチで、持ちがよければなんでも構いません。カラーはチャートやブラックなどの目立つものがお薦めです。目の前にスッと落としてリアクションバイトを誘発するためにも、エサとしてバスに探させて食わせるためにも、深いカバーの中では視認性の高さが求められるからです。ラトラーを挿入するのも有効で、逆にそうしたせいでバイトが減った、釣れなくなったという経験はありません。
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