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【メッセージの編集】 スレッド : 『擴爪灼?烟』
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これは自分の考えだからあくまで参考までに。 ロッドの「トルク」とは、ロッドが曲がった状態から元の状態に戻ろうとする力のこと。トルクが大きいロッドとは、 ・良く曲がるロッド 同じ素材を用い同じティップの硬さに仕上げたとしても、ベリーからバットがガチガチのエキストラファーストテーパーのロッドは曲がりしろが少ない分、しなやかに曲がる可変テーパーのロッドほどには仕事をしない。硬いロッド≠トルクがあるロッドではないという理由はここにある。バットが硬い=トルクがあるというのとも少し違う。バットが硬いというのはそこにつながるセクションが徐々に硬くなっていってバスを浮かすということで、柔かくてノされたり逆に曲がらないほど硬すぎたりではトルクは生まれない。 ・素材が厚いロッド 同じ素材で全く同じテーパーのロッドがあったとして、素材が厚ければそれだけ仕事をするカーボンの量が多くなり元に戻る力も強くなる。だから以前のポイズンなどは厚巻きだったし、少し前に流行った「軸」や最近話題のオールソリッドロッドもこれの1種。 ・復元力の強い素材を用いたロッド 同じ量の素材を用いてロッドを2本作りテーパーも全く同じにした時、復元力の強い素材を用いたもののほうがトルクは高い。ボロンロッドはこれの1種に入ると思う。 ・力の分散が少ないロッド ロッドを曲げている力が捻じれる方向に働くとガイドが横を向き、ロッドがリフトする力と曲げる力のかかる点がずれてしまう。こうなるとリフト力がロスされてしまうのでトルクは落ちる。だからスパイラルガイドはトルクを出すという点で非常に理にかなったガイドセッティングなのである。 こんな感じ。 以上をまとめると、最強にトルクのあるロッドとは重くてテーパーが鈍くて感度の悪いロッドということになってしまうが、それと操作性をどう両立するかがバスロッドには求められる。だからトルクを謳うロッドはどれも素材に凝り巻き方に凝り補強に凝り、値段もそれ相応のものになっているのだと俺は思う(決して今のロッドが適正価格だとは思わないが、あまりに安いロッドにトルクフルな物が無いのもまた事実)。 この説明でもピンと来なければ実際に店に行ってATS05の70Hとスティーズのハリアー(ハリアーが劣っていると言いたいわけではない)を曲げ比べてくると良い。それでもトルクが何なのか分からなければ、質問する意味も無いから大丈夫。
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