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名前 コメント
寝坊
対象釣り歴:5年以上
ID:AItA0tBE

2007/12/14 21:49

編集
[質問]:ロッド改造:ガイド換装について
ロッドの改造に詳しい方、あるいは実際に行った経験のある方にお伺いします。ガイドセッティングを変える事で、ロッドはどのくらい変化するものでしょうか。よろしければご自身の経験も語ってください。

以下長文ですので気が向かなければスルーして下さい。

そもそも私がこの疑問を抱いたきっかけは、別のスレッドで話題に上り(自分で持ち出したんですけど・・・)、釣具屋でPro4EXを改めてきちんと見た事です。私もバトリミやデスを使っていますし他の高級な竿もいくつも見てきましたが、あれほど小さなガイドを使っている竿は初めて見ました。ベイトの一部の機種は、しならせた時のブランクへのラインの接触を防ぐためにわざわざスパイラルガイドにして・・・。
ルックス的にはあまりに尖っているし不自然に思えましたが、逆に言えば本来ガイドの径なんてその程度で充分であり、他のロッドは(決して安くも無いものも)いりもしない大きなガイドを「あまり小さなガイドではあからさまにイカレていて売れないから」という理由で付けているのではないかとも思ったのです。
では、もし今使っているロッドのガイドを本来必要なギリギリの大きさのものに変えれば?今使っているバトリミやデスがもっと尖る(まあデスはもともとそうでもないけど)可能性があるのではないかと思うのです。
しかしもちろんこれはガイドの大きさや重量が性能差に大きく反映されるということが前提です。もしそうでなかった場合、改造なんぞするだけの価値は無いかもしれない。
そこで、実際のところガイドを付け直したことのある人の意見を伺いたいのです。ガイドをより小さく軽いものにしてやったとき、どの程度の効果があるものでしょうか。
ロッド改造のなかでもガイド換装に絞った情報がなかなか出てこなかったので質問させていただきました。

humming
対象釣り歴:10年以上
ID:lBNiEuMU

2007/12/14 23:45

編集
Re :
ロッド改造が自分の釣りの発展につながったのでガイドについてはたくさんの考えがあります。

ガイドの大きさ位置の影響が大きい竿は軽量で軟らかく繊細な竿です。
硬く短い竿になるほどあまり気にしない方向になります。

例を挙げるならダイワのバトラーのソリッドモデルなどは穂先にサイズで言うと
確か5番のガイドを多数配置して繊細な曲がりを出そうとしている竿でした。
ツネスペもティップ部は5番サイズで当時では考えられないカワハギ竿などの竿に使われるサイズでした。
軟らかく繊細な竿では穂先のサイズを7番などにしたらガイドの重さで竿が曲がるのが良く分かります。
位置と重さでシェイク時の張りと曲がりを絶妙に調整してあるといってもよいくらいです。
さらに小さいサイズになると糸の抵抗で飛距離が出なくなり微妙な感じになります。
またリールを巻いた際の糸とガイドの抵抗のことも気になってきたりもします。

ベイト竿で硬いものなどで軽量化の効果を感じにくくなっていきます。
それから大きな重いガイドの重さも考えた上で竿の曲がりなどをしている場合は
ただ単に軽くしたらいい竿になるわけではないように考えています。
繊細な場合は塗料の厚さなども関わってくるのでかなり微妙なものになります。
改造の経験から、理由や考えはたくさんありとてもとても書ききれる量ではありません。
自分で色々と改造してみると泥沼にはまります。それがたまらなく面白かったりもしますけど。

ucchiy
対象釣り歴:10年以上
ID:zX0Lr3wY

2007/12/15 11:56

編集
Re :
ロッドのガイドセッティングは、カスタムロッドを組む時に最も悩むところです。
hummingさんの仰るとおり、軟らかいロッドほどガイドセッティングの影響が大きく現れます。

ガイドセッティングにおいて改良することが出来る点としては、
ガイド径を変更する。
ガイドの素材を変更する。
ガイドの配置を変更する。
ガイドの種類を変更する。
等があげられます。

寝坊さんが考えられているガイド径の変更は、ベイトロッドの場合
利点としては
・ガイドの総重量が軽減できる。(感度アップに繋がる)
・ガイドを通るラインをブランクに沿うことが出来るので、より良いロッドのしなりが利用できる。(感度アップやロッドの操作性上昇に繋がる)

欠点としては
・ベイトロッドの場合、ロッドブランクに沿うことによって、ラインがブランクにあたりやすくなる。(飛距離の低下)
・ライン放出抵抗の増大による飛距離の低下
等があげられます。

スピニングの場合は利点はそのままですが、欠点は放出抵抗がベイトロッド以上に大きく増大します。

ベイトロッドの場合小さいガイドを使用すると、どうしても欠点のラインがブランクに当たるという欠点が、大きくのしかかってきます。スピニングの場合は、それほど影響がありませんが、ベイトの場合は大きな影響が出ます。
これを解消するには、ガイドの個数を増やす必要がありますが、こうすると総重量が結局増えてしまい、利点を欠点に変えてしまいます。

ルアーロッドでは有りませんが、筏チヌ竿は、寝坊さんの仰るような小径ガイドを使用した非常に軟らかいベイトロッドですが、ガイドの個数が半端な数では有りません。(長さ約4ftに対して、ガイド数20個)
これは、非常に軟らかい筏竿のしなりを殺すことなく、竿の持つロッドパワーを最大限活用するためのガイドセッティングの結果です。これよりもガイド数を減らすと、道糸(ライン)がブランクにあたるため、ロッドのパワーを最大限に利用できず、釣りにならなくなります。
ちなみに同じ用途で、ベイトリールではなくヘチリール(フライリールに似たもの)を使用した竿は、同じ長さの竿で15個です。

さて、ルアーロッドで実用的にガイド径を小さくすると、どうしてもガイド個数を増やす必要があります。それが何個かはわかりません。(ブランクによりますが、軟らかいほど個数が増えます)
それによってロッドの先部分に重量がとられるため、先重りを感じる可能性が出ます。これを解消するためには、バットエンドにバランサーを取り付ける必要があります。これにより持ち重り感の軽減と感度アップは期待できますが、ロッド全体重量は上昇します。(まあこれは、筋力や根性しだいで何とかなりますが…)

結論としては、寝坊さんがガイド変更によって得られる結果の内、何に重点を置くかによると思います。
ロッド全体重量と飛距離を犠牲にして、ガイド径を小さくしてガイド数を増やし感度や操作性をあげるか、既製品のまま使用するかの2択でしょう。

これまで私が述べてきたことはあくまで一般論です。寝坊さんが改造すれば、必ず同じ結果が得られるわけではないことをご承知ください。
参考程度に…

寝坊
対象釣り歴:5年以上
ID:j.hG59nc

2007/12/15 14:39

編集
Re :
hummingさん、ucchiyさん、ありがとうございました。
経験者のお言葉はやはり重みがあります。
改造する竿選びなどについて、少し明確なビジョンが得られたと思います。
今効果がありそうかなと思っている竿はFVRスーパーファインのXUL6ftです。入手はしてみたものの今ひとつ合わないでいたのですが、思い切ってキャスト性を度外視し船釣り用などの小径ガイドに換え、コーティングなども最小限にして(と言うか、自前でやるとしたら多分不精だから飾り巻きとかしない)、ディープのバーチカルな釣り専用にしてみようか・・・などと考えています。もっともこれをやっちゃうともうメバルやトラウトに流用しようと思っても多分できなくなりますけど・・・。その分、感度や操作性が上がればと。
当初はベイトのジグロッドなどでPro4同様に小径化し、スパイラルガイドにしてみようか・・・と思っていたのですが、これはあまり効果がなさそうなのでお蔵入りにしました。

humming
対象釣り歴:10年以上
ID:lQE5pET.

2007/12/15 21:56

編集
Re :
イカダの黒鯛釣りの竿の話が出てくるとは思いもしませんでした。
他の魚も釣る人の考えや話が聞けるのは非常にうれしいことです。
食い込ませてアタリを取る竿としてはイカダ竿は最高レベルです。
確かティップ径が0.45mmソリッドなどですよ。
当時はカワハギを釣らないのにカワハギ竿を買って遊んだりしましたし懐かしいです。
ルアー用ガイドは確か6番サイズが最小で私の改造した竿はMKガイドの5番でチタンを使っていました。
スレッドを巻く足の部分を細く削ったり短くしたり色々試していたことがとても懐かしいです。
バス釣りをしている人では話をしてもMKガイド?何それ?な状態でした。
今ではルアー用のLガイドで5番小口径のサイズが販売されているようですね。

ルアー竿が餌用の竿と決定的に違うことは「ルアーにアクションを加える操作」があることだと思います。
アタリは取れて食い込みが良いがルアー操作が微妙になってしまったら本末転倒と言うか
使いにくい竿になってしまうので餌用より更に竿の総合的なバランスが難しいと思います。
スレッドが綺麗でなくとも何度も巻き直してサイズや位置を変えて釣ってみると良いと思います。
感度やアタリや竿について一歩も二歩も自分の釣りが発展していけると思います。
改造して他では代用できない唯一無二の自分の竿ができることを期待しておきます。

FVRスーパーファインなど機種を見ると開発している方はソリッド穂先が相当好きみたいですね。
私は会ったことも無い人知らない人ですがこの開発した人とは話が合いそうなきがします。

寝坊
対象釣り歴:5年以上
ID:UkueUCQE

2007/12/15 23:45

編集
Re :
>アタリは取れて食い込みが良いがルアー操作が微妙になってしまったら本末転倒と言うか使いにくい竿になってしまう

私がソリッドの竿で躓いたのもそこなんです・・・。とにかくチューブラーの竿に比べると全然操作性が違っているというか、まともにワームが動かない感じがするんです。シェイクぶれもあるしアワセの感覚も全然違うし、それで使わなくなって埃をかぶってしまいました。
が、あとでソリッドの竿がバス釣りに導入された経緯を知って納得がいきました。もともとソリッドの竿は河口湖のディープでドラッギングをしていた人が「船用のソリッド竿」を使い出したのが始まりだったらしいのです。つまり、本来ソリッドの竿はワームを動かすことやキャスト性は度外視したものだったわけです。
もちろんこの手の竿はバスロッド全体からすれば極めて異端の部類でしょうし、必要でない人間からすれば本当になんの価値も無いでしょう。なにしろ「アンバランス」そのものですから。
今回改造を考えていると、ならいっそのこと原点に戻って本当に船用の竿みたいなものにしてしまった方が何かと良いんじゃないのかという気がしています。もちろんそうすればキャスト性は滅茶苦茶悪くなり、本当にディープのドラッギングかシューティングくらいしか使い物にならない竿になるでしょうが、それでいいんじゃないのかと。無駄は省いた方が良いだろうということです。それで少しでも感度が良くなったり、副産物としてですがシェイクブレが減少したりすれば、そっちの方が今より役に立つ竿になるかもしれない・・・というか何しろ今は完全に戦力外なもんで。
とはいえその前にまず自分がもっとディープの釣りを練習しなくてはいけないでしょうが、改造した竿を練習の励みにしようかという考えもあったり・・・あったり・・・。それに未熟ならなおのこと良い道具を使わなきゃ上達できないというのが持論です。

ucchiy
対象釣り歴:10年以上
ID:yK072p2c

2007/12/16 01:30

編集
Re :
書き込んだときは、筏竿って何?等と思われるかと思いましたが、ご理解いただけて光栄です。
まさか、MKガイドをご存知の方がいらっしゃるとは、私自身驚きです。

現在、富士工業(FUJI)から出ているルアー用縛り式ガイドのLガイドの最小径は3.5です。一度店頭で見ましたが、かなり小さいです。
ロックフィッシュ用のロッドを作るときに、LDBガイドとどちらにしようか迷いましたが、糸絡み防止目的にLDBガイドに決めました。これは、使用が主に夜間であるためと、PEラインを使用する可能性等を考慮した結果でした。

ロックフィッシュ用ロッド製作時に、もう一つ悩んだ部分としてチューブラーブランクと、トップソリッドブランクの選択でした。
店頭でのロッドの弯曲などを考慮し、結果としてチューブラーを選びました。
やはり、ソリッドティップはグラスにしろカーボンにしろ、とてつもなく軟らかいため、ロッドアクションでのルアー操作に問題があるためと考えたためです。
また、ロッド感度やルアーの飛距離にも大きな差が出ました。チューブラーは感度が非常によく、また反発力による飛距離も納得のいく結果となりました。

その後、グラスソリッドのブランクで、ロックフィッシュロッドを製作しましたが、感度、操作性、ルアー飛距離は雲泥の差が見られます。
しかし、バイト後のアワセは非常に楽です。知らない間にろっど ティップの軟らかさでルアーを送り込んでくれているので、ロッドに重みを感じたら、スイープに大きくあわせるだけで、ほぼ100%かかってきます。
これが、チューブラーなら、高い感度でバイトを見分け、バイト後にロッドを緩めてルアーを軽く送り込んだ後、慎重にスイープにあわせる必要があります。アワセミスはソリッドロッドに比べるとだいぶ多くなります。

ただ、この操作性の悪さだけはかなり厳しいですね、ロッドシェイク等の細かい動きは殆ど吸収されるので、ほぼスローリトリーブか
、リールによるリーリングスピードの調節、大きなリフトアンドフォールぐらいしかできません。また、根ガカリ後の回収率もかなり悪いです。

これらにより、私自身としてはソリッドティップロッドはあまり合いません。また使用する場面もかなり限られており、食いがかなり浅いような日にしか使いません。

ロッド1本でもこれだけのこだわりと考え方があるかと思うと、私自身、大変勉強になります。
釣りの上達とともに良いものを使用した方がいいと良く聞きますが、私自身もそのことには賛成です。また、さらにその先にある自身での改造や製作といった場面も出てくるでしょう。(私は釣りが上達する前にカスタムロッドにはまった人間ですが…)

humming
対象釣り歴:10年以上
ID:zjRb5MVs

2007/12/16 21:52

編集
Re :
MKガイドがわかる人がいるとは驚きです。
MKガイドは傾斜していて更にルアー用とは足の形が少し違うので
リングの根元に厚くコーティングを塗る感じで仕上げると糸絡みが少なくなると思います。

色々と改造などをしている人は10年ほど前にはたぶんほとんどいなかったので
人よりも数多く釣れたりしたのですが、今では市販品でよくできた製品も多数あるので
自分で改造するメリットやアドバンテージはどんどん少なくなってしまいました。

ソリッドティップの竿は古くから出ているので色々な製品を使って比べてみるといいと思います。
古いものならソリッドティップは自分や友人などの竿で数多く使ってきました。
ソリッド穂先は昔から大好きだったので色々思うことはあるけれど書きはしません。
色々と人それぞれ考えて自分なりの答えを探せるのが魚釣りだと思います。
それから釣り人なら秘密にしておいて自分だけが釣れたほうがいいですし
やっぱり秘密の釣り方や仕掛けとかそう言ったものは大切です。



寝坊
対象釣り歴:5年以上
ID:YLpisbcE

2007/12/17 22:10

編集
Re :
hummingさんucchiyさんありがとうございます。
何度も読み返して参考にします。
これでロッド改造に手を染めるか・・・。
色々といじくりまわしてみます。

ところで、ガイドを付けて釣りをして、その後また外して位置や数をなおす、ということを考えると出来るだけ簡単に外せる止め方をしたいのですが、スレッドを巻いただけでも大丈夫なもんでしょうか?

ucchiy
対象釣り歴:10年以上
ID:CT1lyeGY

2007/12/18 00:38

編集
Re :
残念ながら、スレッド巻いただけの状態で釣りをすることはお勧めできません。

スレッドが汚れるとコーティーングの時にバリが出たり、スレッド自体がが痛んでしまい、コーティーング後ガイドの接着不良や、ズレ等の原因となります。

コーティーングしない状態での強度はかなり低く、やってる間にガイドが飛ぶ可能性が非常に高いです。(魚がかかった時や、根ガカリを外そうとしてロッドをあおった時、キャスト時等)

また、瞬間接着剤や5分硬化型エポキシなどで簡単に接着すると、外すことが非常に困難になるだけでなく、外した後が汚くなるので避けた方がいいと思います。

通常はガイドを仮止めしてラインを通し、負荷をかけてロッドの曲がりを確認する程度をするのが一般的です。

このときの仮止め方法としてはセロハンテープか、輪ゴムによるものが一般的です。
他にも、タコ糸等で簡単に縛る方法もあるようです。テープや輪ゴムよりは強度があるのでずれにくく、よりブランクを曲げたり出来ます。縛り方はスレッド巻きでも、二回結びを1フットに対して2箇所程度結んでもも問題ないようです。

仮止めの際、ロッドを振ったり曲げたりすることでガイドフットがブランクに当たり、ブランクにキズをつける可能性があるので、ガイドフットにホットグルーを適量塗るか、ガイドを取り付ける周辺かガイドフットに直接、マスキングテープでマスキングしておくと傷が防げます。

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