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名前 コメント
花言葉
ID:3hbL8spU

2005/02/25 11:51

編集
[質問]:マグフォースについて!!
みなさん、こんにちは。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
DAIWAのベイトリールのブレーキシステム、マグフォースに
ついて質問したいことがあります。
僕はTD-X103PVとTD-S103HVを所有しています。
しかし最近後者のほうの調子が悪く買い換えを考えています。
中古のショップ(釣具店ではない)でTD-X103Hiという機種を見つけました。
ここで質問なのですが、このリールのスプールのようにVスプール
でないモデルの場合、現行のTDシリーズとどのような違いが出てくるのでしょうか?そういえば、次のTD-ZのモデルはVスプールを採用していませんでしたね。
このシステムについて長所及び短所など、なんでも結構ですのでお聞かせください。どうぞ宜しくお願い致します。




gupoifdsug
ID:Rk67ABLc

2005/02/25 20:33

編集
Re :
庄司モデルはマグフォースであってマグフォースVではないから。
TD-X103PVとTD-S103HVはマグフォースV。
TD-X103Hiはマグフォース。
マグフォースVは基本的にマグだがインダクトローターが可動式のため、遠心のような伸びも期待できる。
一方マグフォースは基本的なマグ。
庄司モデルはビッグベイトスペシャルと名を打つ高耐久性モデル。耐久性を重視してあえてマグフォースを採用。ビッグベイトならルアーの重さで飛距離でるしね。太いラインを多く巻くためのフラットスプール。
以上。

これでわかならいならダイワに聞いて。

某ルアーマン
ID:8dXexaT2

2005/02/26 17:44

編集
Re :
花言葉さん、こんにちは。 
VとV無しの違いについて、両方とも実際に使った経験にもとづき、下記述べさせて頂きます。但し、あくまでも私見なので、もし明らかに間違っている箇所があれば、どなたでも結構です。
ご指摘して頂けたら幸いに存じます。


◇マグフォースのV無し(一般的なマグネットブレーキ)について

  当V無しも、純然たるマグネットブレーキです。スプールの回転数に比例して、ブレーキ力も強くなっていくみたいです。但し、マグネット式の宿命か、その比例曲線があまりにも緩やかなため、逆にスプールの回転が落ちてきても、その効きがあまり弱くならず、ルアーによっては、キャスト後半に失速を誘い、飛距離が伸びなくなるというデメリットがあるみたいです。しかしその反面、きめ細かなブレーキ調整が即行で出来るメリットは、大きいと思います。
 別の言い方をしますと、もともと、バックラッシュは、キャスト前半ほどしやすい傾向があるため、その帯域に合わせてブレーキを調整すると、キャスト後半ではそのブレーキが効きすぎになりやすいということです。

 経験的には、比較的重いハードルアー(7〜8g以上)などでは、そのルアー自身の失速率に対してブレーキの効きが、キャスト後半になって上回り、その結果飛距離が出なくなります。
しかし、軽めの、もしくは空気抵抗の大きいルアーでは、そのルアー自身のもともとの失速率とそのブレーキの効き具合が、ちょうどマッチすることが多いためか、バックラッシュすることなく、コンスタントに飛距離を出しやすいと感じました。


◇V付きについて

 その機能付きのリールを持っておられる方は、スプールのインダクトローラーを、指でつまみ出すと、構造は簡単に理解出来るはずです。
よく、この機能は、マグネット及び遠心力の、双方の機能を兼ねていると、雑誌でも説明がありましたが、厳密にいうと、違うと思います。あくまで、マグネットブレーキの効き具合を、遠心力を利用して変化させているだけのことであり、遠心力ブレーキのように、スプールの回転数に伴って、累乗的にブレーキ力が強くなるといったことではないはずです。 

 また、このブレーキ力の変動は、可変ではないので、以下述べる問題点があると思われます。
このシステムでは、キャスト後半でそのスプールの回転が落ちてきた時に、マグネットブレーキの効きも弱まってくるので、ルアーの失速を誘う効き過ぎを、防ぐ効能はあると思いますが、しかし、どのような状況(風向き、風速、ルアーの重さ、空気抵抗等)であっても スプールが、ある一定の回転数に落ちると、ブレーキの効きが弱まってくるので、状況によっては、バックラッシュする確率が異常に高まります。
 具体的に言うと、やや軽めのルアーをキャストした場合で、急に逆風などが吹き、ルアーの飛行速度が急に落ちた時などは、スプールの回転が勝ってしまい、バックラッシュの多発を招いたりします。また、普通に使っている時でも、ルアーが着水し終わるまで、気が抜けないので、ストレスがたまります。

 これは、このシステムでは、サミングのタイミングがつかみづらいといったことが要因と思うのです。
 例えば、マグネットブレーキ仕様でしたらキャスト前半で、また、遠心力ブレーキでしたら、その効きが弱まる同後半に、サミングをかけてスプールの回転数を調節するのが自然としたら、このシステムでは、そのサミングをかける帯域が、本来のマグ仕様のための前半と、遠心力を利用しているがための、同後半に、以上二つの帯域に分けてサミングをする必要が出てくるので、非常に、そのコントロールが難しい、要は、極めて不自然な形でのサミングコントロールを強いられるといった問題があると思うのです。
 その使いにくさに業を煮やした私は、同じリールで、Vの機能を活かした場合と、殺した場合とで、5gのシャッドを使って、芝生の上でフィールドテストも行いましたが、結果は、飛距離にして、数パーセントの差があるかどうかといったレベルでした。ほんの僅か飛距離を伸ばすために、バックラッシュする確率を極めて高くするのは、不合理と思います。

 よって、比較的軽いルアーを使う私は、そのキャスト後半でのバックラッシュがいやで、Vの機能を殺して使ってます。方法は、二通りあります。インダクトローラーの中にある、プラスチックのブロック(TD-X103でしたら赤色、105でしたら青色)と、軸の間に高密度のスポンジ等を、楊枝などを使って埋め込み、そのインダクトローラーが中に引っ込むのを防ぐのです。ちなみに私が使っているスポンジは、事務機器であるトナーの、ボトルの粉漏れ防止用のパッキンを、細かく削って用いてます。
このパッキンは、非常にきめが細かく、復元力に優れているので、経年変化があまりなく、優れものです(笑)。
多分、がまかつなどから出ている、別売りフックの梱包材に使われている、マシュマロのようなスポンジでもいけると思います。
 また、二つ目の方法として、スプールアッシーを分解して、そのブロックを取り出し、中空になっているところに、楊枝またはストロー等をカッター等でこまかく削ってさし込む方法もあります。私もやってみましたが、非常に面倒で、小さな部品等を飛ばして無くす可能性大なので、お勧め出来ません。 
しかし、効き具合を固定ではありますが、調整出来るといったメリットはありますが。
 余談ですが、このチューニングにより、メカニカルブレーキを、ほぼゼロにすることも出来ますので、巻き心地等に非常に有利になる点も、見過ごせないと思います。

 出来れば、このVの機能を可変にして欲しいところです。後述するプラスチックブロックの重さやインダクトローラーを引っ込ませようとするバネのレートを、イージーに可変に出来たらと思うのは、私だけでしょうか。


◇最後に
あくまでも、私個人の経験上からのコメントなので、単なる参考意見として下さい。そして、あと一言言わせて下さい。
花言葉さんは、このインプレを非常に楽しく有意義にお使いと、察せられます。そして、多分初めての投稿だったのでしょう。 そのような方に対しても、みなさん、暖かく迎えてあげましょうよ。お互い、初めて投稿等をした時のことを想いだして下さい。ちょっとでも相手を傷つけるような言動は、慎みましょう。もう削除されたみたいですが、ちょっと気になるスレがあったので、言わせて頂きました。
〜長文すみませんでした〜


花言葉
ID:NFE.sDUY

2005/02/26 21:51

編集
Re :
gupoifdsugさん、某ルアーマンさんどうもありがとうございます。

特に某ルアーマンさん、とても詳しいブレーキについてのご意見、本当にありがとうございます。
実は僕、某ルアーマンさんのタックルインプレをよく拝見させて頂いており、質問に答えてくれたらなぁ…と期待しておりました。
期待通りのご意見で本当に参考になりました!
それから、僕に対するお心遣い感謝します☆
この度はどうもありがとうございました。
またなにかありましたら、どうぞ宜しくお願いします。


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