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名前 コメント
ハニワ
対象釣り歴:1年以上
ID:VVXTMTYY

2006/11/01 17:15

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[雑談]:シマノのARCコンセプトについて…
シマノの言うARCコンセプトが理解できませんのでお聞きしたいのですが…
ファイナルディメンションのカタログをお持ちの方もしくはパソ見れる人でARCコンセプトが理解できる方教えてください
m(__)m

arc
対象釣り歴:1年未満
ID:FUF4jmgQ

2006/11/01 20:10

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Re :

「バスロッドの概念だけで、遠投性能を追求するのには限界がある」そこで、圧倒的な遠投力を欲するキャスティングロッドや投げ竿に採用されるコンセプトと設計手法に注目した。 AR-Cコンセプトとは、従来の遠心力に頼った円周弾道のキャスティングではなく、直線弾道を生みだすことこそが超遠投には不可欠であると唱えた理論だ。すでにキャスティング競技会では王道理論であり、これをソルトウォーター界にはじめて導入した前衛的な超ファーストテーパーのオシアAR-Cは、デビューとともにその圧倒的な遠投性能によって高い評価を得た。


arc
対象釣り歴:1年未満
ID:FUF4jmgQ

2006/11/01 20:15

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Re :
従来の遠投ロッドは遠心力をだすために、ロッド全体をパワーゾーンとするレギュラーテーパーであった。これではルアーの弾道が円周状になるため、キャスト直後のルアーの姿勢が悪くなる。つまりルアーが横を向いて空気抵抗を大きく受ける時間が長くなり、スイングスピードが上がらないばかりか、振り疲れる。(図1)投げたあとには手元に「投げた!」と実感がわき、いかにも仕事をしているかのように感じさせるが、実は「ブレ」が手元に残っているだけで伝わりきれないパワーが存在する証拠なのだ。 AR-Cロッドはパワーゾーンをバットとベリーのみとし、ティップはキャストでのルアーの方向性(返り)をできる限り素早く整えるために存在する超ファーストテーパーである。これによってルアーの弾道が直線になり、ルアーの空気抵抗が小さくなってスイングスピードが上がり、振りぬきやすい。(図2)スムーズな曲がりのファーストテーパーは力の抜けが良く、「ブレ」が極めて少なく、疲労も極めて少ない。このAR-Cコンセプトのロッドで投げて真っ先に感じるのは、投げたあとの手ごたえのなさだろう。違和感を覚えるほど軽い振り抜き感は、キャスティングパワーが無駄なく伝わりきった証拠である。

また、超ファーストテーパーのため、曲がりの支点はルアーの重さやキャスティングパワーの強弱に関わらず一定である。そのためどんなキャストでも、誰が投げても同じようにロッドが働き、初心者でもキャスティングのタイミングが取りやすく、プロ顔負けの遠投が可能になる。超ファーストテーパーではルアーの適応ウエイトがレギュラーテーパーよりもはるかに広くなるのも特徴のひとつだ。 FINAL DIMENSION PVシリーズは、ピッチングロッドにAR-Cコンセプトを導入した超ファーストテーパーのシリーズである。軽いピッチングやフリッピングではわずかなスイングでもルアーウエイトのノリがよく、抑制の効いた弾道の低いキャストが可能だ。また、本格スイングによるキャスティングでは広範囲のウエイトのルアーで、速いスイングスピードを実現し、抜群の飛距離を生むことができる。

ハイブリッドワンピース構造によって、繊細なティップとパワフルなバット/ベリーを融合させたPVモデル。繊細なルアー操作が得意なパワーロッドというべきか、ベリーからバットが異様に強力なバーサタイルロッドというべきか、どちらにしても今までの常識を覆すであろうまったく新しい構造のブランクを持ち、高次元で幅広い適応力を見せる。では、実際にハイレベルアングラーたちはどのように使っているのだろうか。

桐山孝太郎は1610MHを、3〜4mまでの水深で3/8ozのラバージグや1/4ozのテキサスリグなどを操るときに使う。「ソフトでフレキシブルなティップが最大限に力を発揮し、ボトムや障害物の質、水中の様子などを詳細に伝えてくれる」という。 同じロッドを塚本謙太郎はラバージグやテキサスリグなどでカバー周りをタイトに攻めるときに使う。「ボートドッグなどの狭い隙間を的確に打つにはルアーのウエイトをしっかりと感じるソフトなティップが不可欠。だが、カバーに巻かれないためにはハードで強いバットも必要」という塚本の要求に対して1610MHは見事に応えている。さらに「ソフトなティップは食わせにも有効」と塚本は続ける。 162MLの場合はどうか。桐山も塚本も、このロッドをピンスポットキャスト用のショートロッドと位置づけている。「ラバージグやテキサスリグ、3/8ozクラスのスピナーベイトなどを至近距離で精度のあるキャストがしたいときにちょうどいい。コンパクトなキャストで素早く、正確に撃てる」と桐山。


一方、塚本はさらに詳細にこのロッドを分析する。「ティップがしっかりと曲がればルアーは低い位置から発射され、弾道の低いキャストができる。しかし、これがティップまで硬いロッドであれば、ルアーが発射される位置が高いので弾道が遠くなってしまう。逆に単に柔らかいだけのロッドであれば低い弾道で撃てたとしても、今度は掛けてからカバー周りだと巻かれる。ソフトなティップ、ハードなバットだからこそだせるアクション、できる取り込み。それがこの162MLにはある」。


では、琵琶湖のプロガイド、杉戸繁伸はどうだろう。彼はこの162MLをヘビーダウンショットに最適だとしている。杉戸のヘビーダウンショットは、キャスト後にボトムまで沈めてズル引きし、そして硬いウィードにあたれば、そこで止めて待つ。動かさずにあくまでもナチュラルにワームを漂わせる。「張らず、緩めず。ウィードから外れることなくワームをうまくとどめておくのに162MLのソフトなティップが役に立つ」と杉戸は語る。 ここに紹介したのはあくまでも一例だ。このロッドを手にしたら、常識にとらわれず、自らの手で何かを発見して、用途を掘り起こして欲しい。PVはその要求に高次元で応えてくれる。そしてそのことが、貴方を新たなる次元へと覚醒させるカギとなってくれるはずだ。


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