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緑茶
ID:vgRIgmR2
2005/10/15 01:36
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[質問]:ロッド延長について 皆様こんばんは。 ロッドの自作又は改造をされている方に質問させて頂きたいのですが、例えば6feetの竿の為のブランクスをカーボンパイプで延長したい場合、どの程度まで延長しても宜しいものなのでしょうか? 極端な話、もともと6feet分のブランクのグリップエンド部分に来るべきところをカットせずまま、そこをリールシートエンド内の末端にしてグリップ部分からエンド部分まで全てカーボンパイプ、なんていう20センチ〜30センチ近い延長をしてしまっても宜しいものなのでしょうか? やはり元のテーパーに寄るところが大きいとは思いますし、元の竿の感覚とはかなり変わってしまうものとは思いますけれども「最低このぐらいの延長ならやっているよ」といった意見をお聞かせ下さい。
私の場合、今まで「出来上がりの長さは変えない」セッティングでの元ブランクカットによるカーボンパイプ使用でグリップ交換、またはガイドセッティングは変えずリールシート位置をを2、3センチ後退させグリップ長を短く取る、などの改造しかした事がありません。
今回はもともと6.6Fのレギュラーファーストのブランクで、出来うる限り長さを稼ぎ、ガイドセッティングもその状態で見つけたいと思っております。
なにぶん完全に組んだ事は無いので、こういった基本的な質問になってしまいましたが、どなたかお教え頂けますでしょうか。
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ucchiy
ID:XOAWAKsQ
2005/10/15 18:28
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Re : 6.6Fのレギュラーファーストのブランクのブランクをいったいどれくらいの長さに仕上げたいと考えているのでしょうか?
まだブランクを購入されていないのであれば、自分の思う長さのブランクを買うことをお勧めします。 ただ、自分の思うようなブランクがないのであれば、以下に書き記す方法で、ある程度延長することは可能です。
一般的にブランクを買うと二種類のブランクがあります。一つは、例えば6FT用のブランクであれば、全長も6FTでブランクスルーにも出来、またブランクカットをすることによって、カーボンパイプ設計にも出来ると言うブランク。もう一つは初めからカーボンパイプが接着されていて、そのカーボンパイプの部分にリールシートを着けなければいけないブランクです。
前者のブランクの場合は、ブランクスルーにすれば本来グリップエンドの部分に来るところに、カーボンパイプをつけて延長することが出来ます。 ただし、本来のブランクはブランクスルー、もしくはブランクカットをして、6FT前後で作るように設計されているので、バット部分の強度が足りません。ですからデコレーションラップなどでバット部分を補強しておかないと、いいサイズのバスが釣れて、ボートや陸へ抜こうとしたときや、根がかりを外す時などのバットに負担がかかる時に、バット部分から折れてしまう可能性があります。
後者の場合は、基本的には延長することは、基本的には無理です。 ただし、2ピースにするという方法を取れば、最大、トップ部分から場バット部分までの倍の長さのロッドは、理論上作ることは出来ます。 ただこれには、ブランクが2本必要になるので、かなりの費用がかかります。いらないブランクか何かを一本無駄にしなければいけません。また強度面にも多少の問題があるのであまりお勧めできません。(スピニングロッドやMLぐらいまでのベイトロッドであればそれほど問題ないとは思いますが…)また、2ピースにすることと、違う設計のブランクを使うので、感度が本来に比べてかなり悪くなることが予想されるので、巻物やトップ用のロッド以外はしない方がいいと思います。
どの程度なら問題ないかについては、ブランクの性能やロッドの用途などによっても、かなり変わってくるので分りません。(普通はグリップの延長をするのが普通なので…)
僕が延長したのは、友達のTDトルネードの2ピースロッド(ワンハーフと言う、ジョイント部分がバット側に偏ったタイプの物)がバット部分で折れてしまった物を捨てると言うので、ブランクカットした余りのブランクで延長して、コネットでグリップとつなげて使用しています。元の設計と同じ長さ(6FT)にまでもっていきました。一応バット部分の補強のために、ダイアモンドラップで補強しています。今のところ使用には問題ありません。
長文失礼しました。
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緑茶
ID:4o3.4m9.
2005/10/15 20:46
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Re : ucchiyさん、ご教授いただきありがとうございます。 私はブランクから買っての自作では無く、市販品として持っている竿の改造です。ルーミスのMBR783C(6.6ftでエンドまでブランクスルータイプ)完成品として市販されているものです。 これをばらし、グリップ部分をメッシュカーボンパイプ使用でセパレートグリップにしようと考えていたのですが、もともとブランクスルーのため6.6ft分の長さのブランク長がある物に、グリップ部分をカーボンパイプを接合する訳ですから、極端な話ブランクをカットせず使えば、一応7ftを超える延長までする事が可能ではあると思ったのですが、ガイドセッティングは当然取り直す事を前提にしてもやはりもともと6.6ft用のものである為に、テーパー的にどの程度まで無理なく延長してよいのやら・・・みなさんはどの程度の延長までしてるのかな? と思った次第です。
一応強度的にも無理は無い作り方なので、あとは「その竿が使い物になるセッティングが可能か」ってところですね。 やってみないとなんとも分からない愚問でしたね。
改造・自作されている方々の中に、そういった場合の「許容範囲」のようなものがあるのかな? そのぐらいの延長当たり前だろー、なのか、それとも延長っていうのは最小限に押さえるべきだ、なのか・・・知りたかった次第です。なにせ大幅なセッティング変更まで手を出した事が無かったもので。笑
ありがとうございました。
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銀狼
ID:OLXbyUDQ
2005/10/15 22:02
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Re : 市販のカーボンパイプは50cmか40cmなので、だいたい1フィート分が強度的に限界かと思います。 最近、7,6フィートのブランクで0,4フィート延長の8フィートのエギングロッドを製作し、何度か使用しましたがぜんぜん問題なかったので1フィートまでは大丈夫だと思います。 1フィートは未確認なので参考までに
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ucchiy
ID:XOAWAKsQ
2005/10/15 22:43
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Re : 勘違いをしてしまいまして失礼しました。
市販品のリビルドであれば、最長でグリップと同じ長さは延長できると思いますので、がんばってください。
くれぐれもバット部分の強化を忘れないでください。市販品の完成品のブランクは、グリップの中に入ってしまうので、余り強度を持たせていないケースがほとんどなので、案外簡単に折れてしまいます。 グリップの中の部分のブランクは、どれだけ綺麗にしようと思っても接着剤のカス等が残ってしまうので、削ると折れやすくなるので、塗装やデコレーションラップ等でカバーした方がいいと思います。特にデコレーションラップなら、バット部分の強化にもなるのでお勧めです。(手間がかなりかかりますが…)
許容範囲というものは、他の方はどうかは分りませんが、こうしなければならないと言ったことは特にないと思います。実際、全長6FTの6FT用のブランクで7FTのロッドも作っています。それでもしっかり弱い部分の強化など、弱点となる部分を補強すれば、市販品と変わらないロッドが出来ます。
失礼しました。
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緑茶
ID:mn8JQ5Os
2005/10/16 01:09
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Re : 銀狼さん、ucchiy さん、返信ありがとうございます。 私のしようとしている6.6ft→7ftぐらいであれば全く問題なく出来る範囲の様で安心いたしました。 ただモノによっては市販品のブランクスルーで隠れている部分の強度が弱い場合があるとは知りませんでした。私のできるラッピングなど、ただの平行巻にトリムを少し入れる程度ですが、やっておきます 笑
それと、カーボンパイプと元ブランクの重ねる範囲ですが、私はリールシート後端あたりまでブランクが入っていれば充分、と認識していますが、これで問題はないですか? カーボンパイプの内径とブランクの外径の問題もありますが、出来うる限り接着距離を長くして置く(グリップエンドのほうまでブランクを入れる)必要はあるのでしょうか。 重ねて質問させて頂きます。
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銀狼
ID:zIj2OCKs
2005/10/16 10:39
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Re : 極端にリアグリップが短い以外はリールシートまでで大丈夫ですよ。 ラッピングも平行巻き+トリムで十分だと思います。平行巻きの長さにもよると思いますが。
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ucchiy
ID:u4s1LnO.
2005/10/16 23:14
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Re : カーボンパイプとブランクとの接着範囲ですが、一般的には2インチ(約5cm)前後、接着面に強度を持たせたいとき(ディープクランクや1/2OZ以上のスピナベをガンガン投げるなどの、接着面にかなり負担のかかる釣りをメインとして使用されるとき)はブランクカットせずに、リールシートの下までブランクがくる方が、強度的にはいい物になると思います。(軽いロッドに仕上げたいときには、しない方がいいと思います。緑茶さんのフィッシングスタイルに合わせて、検討してください。)
グリップ部分が1FTあれば、6FT6INを7FTにすればブランクが6INあまることになります。市販品の場合は、ブランクを4INカットして接着面を2INにして、軽量化を図ろうとしています。ただ、6FTすべてを接着すると、接着面の強度は増しますが、重くなってしまうので、操作性も悪くなりますし、ロッドバランスを取るのも難しくなります。
もし緑茶さんのフィッシングスタイルが、ジグやテキサスなどの感度を求めるつりをするのであれば、接着面は2IN前後で十分だと思います。確かにブランクスルーのように、リールシートの下にまでブランクが着ているほうが感度はよくなりますが、メタルパーツやアーバーを使えば十分補うことが可能なので、絶対にしなければいけないと言うわけではありません。(費用はそれなりにかかってきますが…)
失礼しました。
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緑茶
ID:/g1eQhrk
2005/10/17 13:11
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Re : なるほど。 とても詳しく回答していただきありがとうございます。おかげさまで疑問がスッキリサッパリ晴れました。 必要ない部分はカットいたします。無駄に太めのパイプを選択せずにも済みますしね。
お世話になりました。失礼いたします。
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