チャキさん |
ファーレンハイト TS-166L |
5年以上 | 2009/07/04 |
■□□□□ | ★★★★★ |
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・野池のオカッパリで7~21gの軽~中量プラグや、3/8oz以下のワイヤーベイトなどのハードルアーをメインで釣りをする時に使用。
オープンな場所が多い池やロングキャスト中心で攻める時に多用し、場所によっては3.5~5gのライトテキサスリグやラバージグにも使う。
・また、琵琶湖南湖のボート釣りではレイダウンミノーミッド110やルドラなどの大型ミノーのジャーキング用ロッドとして使用しており、たまにオリジナルザラスプークやトリプルインパクトなどの中量以上のトップウォータープラグも使用する。
・リールはメタニウムMgDC/MgDC7、ラインはフロロ、ナイロンともに12~16ポンドを使用。 |
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・FD TS-160Lをそのまま6インチ伸ばした感じのブランクで、硬さや強さは変わらずにルアーの適応範囲が広くなっている。 そのため、汎用性はTS-160Lより上で、6インチ長いことでロングキャストもしやすくなっており、ファイト時も全体トルクが上がっているためTS-160Lより魚をリフトしやすい。 また、食い込みやノリの良さもTS-160Lと変わらず、ブランク全体でショックを吸収してくれるためバラシも非常に少ない。
・やはりレイダウンミノーミッド110やルドラなどの大型ミノーには最適で、キャストやジャーキングがTS-160Lより断然ラク。 特に琵琶湖では長めのTS-166Lの方が色々とアドバンテージがある。 琵琶湖ガイドの杉戸さんが琵琶湖でルドラを使うためにリクエストして作られたロッドだけある。
・同じ低弾性系のロードランナー(HBスペシャル)ほどダルい感じではなく、細身のブランクでしなやかなロッドなのでキャストがしやすい。 ブランクのネジレやブレが少なくて素直に曲がり、キャスト時のリリースのスイートスポットが広くて初心者にも投げやすいと思う。
・ステンレスフレームのオールダブルフットガイドを採用しており、Lクラスのロッドでオールダブルフットにする必要があるのか疑問に思っていた。 テスターの塚本さんに聞いた所、大型ミノーをジャークする際、ティップバッキングの速度を遅くした方が楽にジャークできるから採用しているとのことだった。 単なるカッコつけではなく、適材適所でセッティングされているようなので好感が持てる。
・コストパフォーマンスはとても高く、ブランク性能は素人目にはFDとの違いは見分けられない。 |
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特になし。 |
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・このロッドでのジャーキングのコツはFD TS-160Lと同じで、ティップの初期曲がりを無視してベリー~バットでドスンと引ききることです。
ジャーキング時のラインスラックやラインテンションのコントーロールがしやすく、引き抵抗の強い大型ミノーとラインの引っ張りあいになりにくいため、ルドラなどの大型ミノーのジャーキングにも余裕で対応できます。
また、低弾性でしなやかなブランクなので適度にショックを吸収してくれ、長時間ジャーキングしても手首の負担や疲労感が軽減されます。
・このロッドの大きな特徴のひとつとして、硬さがL表記でありながら掛けた魚を楽にリフトアップして引っ張り出せてこれる点があります。
いわゆるトルクというもので、ロッドが曲がりきってからが本領発揮で、魚を暴れさせずにロッドが勝手にグイグイと引き寄せてくれるため、ファイト時の身体の負担が軽くなり、しかもバラシにくいので安心感があり、ロッドが人間をサポートしてくれます。
ロッド本来の使用目的を体感しやすく、ロッドを道具という視点でみてもレベルの高いロッドだと思います。 |