某市民さん |
コブレッティ シェイクダウン |
- | 2005/04/26 |
- | ★★★★ |
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ジグヘッドリグ、ノーシンカー等の軽めのリグ。 オフセットフックよりもジグヘッドやマスバリ等のフック露出系の方が相性が良いかも。 セッティングはナビ2500+ファイヤーライン16lbです。 |
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ティップ〜ベリーにかけて非常に柔らかく仕上がっており、それがライトリグの投げやすさにつながっている。また、フッキングはアタリを感じた瞬間に魚が掛かっている為、神経を研ぎ澄ますようにしてとる必要は無い。が、オフセットフック使用時には要追いあわせ、といった感じ。 ベリー〜バットにはパワーと粘りが共存しており、掛けた魚を容易にこちらへ寄せることが可能。 普段からPEラインしか使わない為、小バスではアタリをハジき、吸引力の強い大物(ただしアワセはシビア)を狙って釣ることが出来たががこの竿では小バスであってもアタリをハジクことなく口の中に針を吸い込ませ、フッキングパワーのロスを最小限にして針先に集中させる事が可能となったので数釣りに最適である。個人的には大物は数釣りの中で混じった方が感動が大きいのでこの方が良い。魚の溜まっているポイントを全て釣り上げたような気分になり、征服欲が満たされるのでとても気持ちいい。 |
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30cm以上のサイズとなるとやや非力な印象は否めない。 個人的にはややアンダーパワーな竿で魚のアタリをとり、掛け、引きを楽しむ、という趣向で釣りを楽しみたかったがこの竿には掛けるという要素が薄い(フッキングが自動的に終了する為)。また、気に入っている点と矛盾するが、魚を容易にこちらへ寄せすぎる為引きを楽しむという要素も薄い上に、竿全体で魚の力を吸収するのでフッキング〜ランディングまで全体に薄味に感じる。 |
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魚釣りは投げる、掛ける、寄せるの三大要素で成り立つが、遊びとして考えるならばこの他にも色々な要素があると思う。この竿は上記の三大要素をアングラーの腕前以上にこなしすぎる為か他の遊び的要素(アタリをとる、引きを楽しむ)を排除してしまった感がある。 本来の購入動機はある程度長さがあり、魚を掛けてから良くしなることと、ライトリグを投げやすいこと、という条件から一致したのがこの竿だったのだが、遊び道具として考えるとフィーリングが合わなかったせいかイマイチと言わざるを得ない。 評価とはまた別にして、ミドストを非常にやりやすい竿という一面をもつ。かの相羽プロも「ミドストをするだけならソリッドでも良いがフッキングとランディングを考えるとチューブラーの方が良い」、とビデオで力説していたがこの竿はバットにパワーがあるためか心配なくこなせるようだ。スペックもそっくりなのでこの竿に似せてフェンウィックでリメイクし直したのでは?と思う程だがそちらの竿を触ったことが無い為確信を得ていない。 性能と完成度に対しては☆がいくつあっても足りないと思うほどだが惜しむらくは遊び道具として欠落した部分がある所で減点せざるを得ない点。きっとプロの人が試合で使う事だけに主眼を置いて開発したのではなかろうか、釣果に関してだけ言えばきっと今まで使い込んできた竿達以上の活躍をしてくれるに違いない。 |