前のコメントにあるようにREVOLD自体が平行に動かず引っ掛かる為、ブレーキ力が全く安定しない。 またREVOLDと純正スライドカムの勘合部分で純正の樹脂性ダイヤルカムが摩耗する恐れあり。 (自分はスプリングを追加したので更に不安。) しかし、何といってもREVOLDはマグの取り外しが出来ない(少なくともREVOLD裏面の穴から精密ドラ イバーで突いた程度では外れなかった。圧入してあるのか?)のは致命的。前コメントのように純正 ブレーキのほうがマグ交換での強化など、いじれる分、断然遊べる。通常普通の設計者なら試作検証し 不具合を潰すが、これは素人の所業としか思えない。
自分は以下の簡単なひと手間を加え、本来の性能を引き出すことが出来た(と思う)。 純正スプリング2本を4本(PRO MAXの純正スプリングを取外し使用した。)に変更。ダイヤル操作が多少 重くなるがREVOLDはほぼ平行に動くようになる(慣らしが必要)。(2本のみで取付位置を変更した、た すき掛けなども試したが解消されず)もともとABUのブレーキシステム自体、マグベースの動きがス ムースでない物があるが、この製品は更に助長している。
軽量化のため?の無駄な削り出しが多く、コストが掛り過ぎ。これを「職人技の加工」なんて見た目重 視の加工で、性能には全く関係なく単なるムダ!こんなところでコストを掛けるなんて愚の骨頂! (この程度であれば工作機械にNCデータを打ち込むのみ。今時この程度の加工で職人なんて必要無し。)
性能面の確認だが、REVOLD装着のRevoLTとT3MX+SVスプールを同一ロッドに入替え装着し、1/4ozダブ ルウィロースピナベのキャスト比較を実施。 ブレーキ抵抗を感じるT3に比べ、適度なスプール回転制御が出来ているRevoLTが20%程度飛んでいる ように感じた(それほど多く投げてはいないが)。バックラッシュの発生はサミング要らずとは、なら ないがかなり少ない。今のところキャスティング時の爽快感が違い、これぞストレスフリー!という 感じでかなり良い印象。(T3 SV(MXではない)も様々なルアーでストレスフリーとは思っていたが) *なぜマグ全周等間隔配置で良くなるのか不明。理論的には効果がないように思えるのだが・・・
また、REVOLD付属のスペーサをスライドカムとベアリングホルダー間に挿入すると、スペーサの厚み 分マグがスプール側に移動し、その結果ブレーキ効果と調整代が増えたように思う。(実際にはガタが 少なくなるだけかもしれないので、あまり効果は無い?プラセボー効果?)
結果として、REVOLDが正常作動するようにする一手間が必要(でないと前コメントのように適切なマグ 位置が確保できずバックラッシュ多発となる。)で、製品としては未完成(不合格)だと思う。 コンセプトは悪くないのに残念。
ただし、リターンスプリングを2本追加すれば本来のメーカー設計思想を実現可能なので、メーカーに は是非附属品として2本添付を要望したい。 更に一歩進めてマグ厚さ+0.5mm増(またはREVOLDのマグ取付高さを0.5mm増orφ5mmx0.5mm鋼板を6ケ 付属。でもマグを取外し可能構造とするのが一番良い?)とし、ブレーキ力を増大及び調整代を増加。 そして前述のスプリング+2本でよりよい製品になると推測する。いかが? |