ストーンコールドさん |
サーフェイストゥイッチャー STS-72Si |
25年以上 | 2019/04/24 |
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小~中規模河川での戻りヤマメ、アメマス、サクラマス。 ストリームでのトラウト。 上流域での川鱸。 |
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STSシリーズはウエダのトラウトロッドで最もシャープで張りが強いモデルですが、それでいてこのSTS-72Siは、ウエダらしいコンニャクのような柔軟性もあります。 魚とのやりとりに関しては、スティンガーシリーズでは考えられない芯の強さを持っていてファイトが楽です。 柔でもなく、剛でもない、今までにない不思議な感覚のロッドです。もさもさっ、としている半面、頑固なまでにビシッとしています。6~9グラムのミノーをスコーンと気持ち良く飛ばせます。このスコーン感は、他のトラウトロッドでは味わったことがありません。バススピニング的です。 9~12グラムのミディアムディープも引けます。 |
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スティンガーシリーズと比べて感度が良くないです。スプーンなどの置く・聴く釣りには向きません。 サーフェイス用ロッドだから仕方ないですが、ディープダイバーを潜すトルクはありません。 ガイド径がめちゃくちゃ小さいので、ラインの上限がモノフィラメント2号、PE1号。ブランクの性能は、太いラインでも持つパワーがあるだけに残念です。 |
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STS-72Siは表層ミノーイングのためのロッドですが、バーサタイル性の高い使えるロッドです。74Siだとパワー系に偏ると思ったので、72にしました。 4lbラインで渓流、PE1号+8lbリーダーで本流など、幅広く使っています。これ一本でダイワ2508と2506の2台、それぞれ替スプールの4タイプのラインを用意しています。 サクラマスは最大で59cm、2.5kgをランディングしていますが、ファイト中は最初45cm程度だと思ってしまったほど、グイグイ寄せられました。大きめのトラウトでも余裕のファイトができる、頼もしいロッドです。 魚に対するパワーはあるけれども、重いルアーを操るトルクは無しです。不思議なサオです。 |