ストーンコールドさん |
サーフェイストゥイッチャー STS-801Si |
20年以上 | 2014/07/20 |
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本流のサクラマス、アメマス、ニジマス。リバーシーバス。 70mm、6gから110mmのミノーで使用。7gから14gまでのスプーンも使います。 PEライン専用ロッドです(あくまで個人的に)。 |
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PEラインの性能をフルに引き出してくれるロッドです。 私はライトライン派で、モノフィラ時代は、ナイロン8ポンドか6ポンドしか使いませんでした。サクラマスはナイロン8ポンドより太いラインだと途端にバイトをためらうからです。でも強度が弱すぎるので、常にラインブレイクと背中合わせでした。 しかしPEライン時代になって、1号で15~20ポンドの強度ですから、ラインブレイク率は0%です。そしてラインがメチャメチャ細いので、サクラマスのバイトはモノフィラ時代の3倍以上もあります。PE1号だと流れの中の厄介なサクラマスのファイトも、このロッドのパワーで無理矢理寄せられて楽しくファイトできます。
とにかく凄いパワーです。ウエダのサクラマスロッド史上最強です。スティンガーラックスは、テイップとベリーのブレがあって、サクラマスに遊ばれる事がありましたが、この801Siは鋭いシャキッと感があり、力でねじ伏せられます。
ウエダの8フィート2インチのロッドの中で、最もバランスが良い、20年間の集大成なんじゃないかと。飛距離(ティップ、バットのブレが無い)・軽さ(怖いくらい軽い)・パワー(サクラマス、大型シーバスと遊べる余裕)・バラシ率の低さ(ウエダロッドの真骨頂)と四拍子揃って、ロッドに求められる全ての条件を、満点状態で備えていると思います。 |
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ガイド径が小さいので、PE1.2号だとバチバチとガイドとブランクに干渉してきちんと飛びません。あと、3号の太いリーダーもマズいんじゃないかな~。でも別に、PE0.8号と1号で十分!余裕です。それ以上のスペックが必要なサクラマスとアメマスとシーバスなんていませんし。
リアグリップが短いな~・・・。昨今のロッドのリアグリップショート化はあまり良いとは思えません。何で長いとダメなの?? |
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8フィート1インチという長さが、大河川本流サクラマスロッドとしては短いかな、というのが常に不満でした。しかし魚を掛けてファイトする時、このロッド長さとパワーのバランスが絶妙なのも事実です。 SSS-82・SLT-90H-Tiだと、魚の顔も拝めずにラインブレイク・・・が多々ありましたが、この801Siは「この魚はどんなヤツだ?ほら来てみなさいよ!」と余裕をかましてファイトできる、すっごいパワーがあるのです。とにかくパワーの一点張りで良いです(笑)。 サクラマスは58.5cmまでしか獲っていませんが、シーバスは88cm、4.9kgをあげています。かつてはSSS-82で92cm、5.3kgをかけてヒヤヒヤのファイトでしたが、この801Siは88cmのシーバスと遊べます。
もうちょい長めで、その上トルクがあるSTSがあったらいいなぁ~、なんて思っていたら、MN-HSiシリーズの8'4"と8'6"が登場しました。やっぱり西村さんも、同じことを考えていたんだな。たぶん。 購入をためらっている間に、残念ながらウエダは解散してしまいましたが、今季からM&Nコーポレーションが立ち上がり、STS-86MN-HSiの後継機種のTS-806MN-HTZを真っ先に購入しました。使い込んで魚を掛けたら、インプレしてみます。 |