Spitterさん |
FLYING-X |
20年以上 | 2015/12/28 |
■□□□□ | ★★★★ |
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このルアーに対してハマる魚が居るかどうかをスピーディーにサーチ(何を当たり前な事を?って思った人は下記参照で) |
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このアクションならではと言える、リアクション性能。 その独創的なアクション。 追う気があるバスなら、一気にスイッチを入れられる独特の強さ。 |
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逆もまたしかり。
自分はかなり早めに動かす故に、魚が追い付かないテンションならば、他のルアーに変えた方が効率的だと思ってる。
つまり、万能だと思わないしも、絶対的な信用もまだ寄せてるわけではない。
あくまで特異なルアーだと思う。 |
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まず最初に…。 自分がこのルアーを使おうと判断する状況ってのは、上記の通り。 このルアーに対してハマる魚が居るかどうかを判断する時。そして、それに対し如何に早くその答え合わせが出来るか?ってことを望むとき、だ。
そしてそれは、
アタリが出た。としても = 活性が高いんだなって判断に繋がる訳でもない。
と言うのも明らかに低活性だな。ってコンディションや、スレてるで有名なフィールドでも通用することが結構多い。
つまり、良くも悪くも、
魚の意識的な部分、そのスイッチを強く動かす事に特化し過ぎた特殊なルアー
なんだと思う。
分かりやすく言えば、あまりに極端なリアクション性能って感じで。 他のルアーに見向きもせずサスペンドしてるようなボケー。っとした魚や、スレ過ぎでルアー着水に逃げるような魚でも、コイツが遠くから高速で近付いてきて、通り過ぎで行こうとする、そのボイルアクションに強い関心を持ち始める個体が多く、途端にルアーを意識し出してパッとルアーに向き直ったり、ザワつき始めたりする。
そして、そう言った変化を起こしたバスは途端に食わえ込むまで追い回す事も珍しく無く、非常に派手なアタリ方をすることが殆どだった。(ルアーと同じく水面に飛び出して踊り食い!や食い損ねても何度も続けてアタックしてくる等…)
但し、やはりそのスピード故に、魚のタナが深かったり、表層に意識がない時は、水面に何の変化も起きず、ってことも多々あるので、どれだけフィーディングや時合いにこのルアーをチョイス出来るか?って判断が他のルアー以上に重要になってるみたい。 ホント、白黒ハッキリしたルアーって感じの印象。
ちなみにアクションは、パッケージの謳い文句の通り、
連続ボイルをイメージ。
但し、自分としては
如何に水中に居る時間を短く出来るか?
って事を強く意識してやってるので、非常にスピーディーで派手なアクションになる。
そう言った動きをちゃんと出すためには、必然的に、着水→ダイブorダート→ジャンプの流れを切れ間なく連続してやる事になるので、きっとハイギアのリールや少し張りの強いロングロッドなんかの方が良いのかもしれないな。と思う。 (ちなみに現在は真逆のタックルでやってしまってる事が多く、このアクションを付ける動作は非常にやりづらいタックルセッティングなんだと思う) ※F3-58TXSとノーマルギアのリール。
しかも、そのアクション故に、常にリーリング、そしてパシッとした連続トゥイッチを繰り返し続けてる為、咄嗟に出たアタリに対して、半端なアワセをしてしまうことも多く、ジャンプ一発でバレたりすると言う、もうとにかく色んな所が難易度の高いルアーになってる。(笑)
しかし、その苦労の末に辿り着き始めた、魚から観れば、水面に消えてくハイスピードの
いないいないばぁ
ならではの動きは他のトップには類を見なくて、やってる側としても観てて面白い。
またこのスピード故か、何投か通してるにも関わらず飽きずにしつこく追い回す個体も多いので、きっと
一度ハマって意識し出してしまったバスなら、非常に見切りづらいのではないか?
と感じる。
でもまぁ、そりゃそうだ。
素早いエスケープと、既存のルアーにはないこのジャンプ。って動きが身近にあるとしたら、それって逃げ惑うベイトフィッシュが主流って言うのが、今現在の図式だもん。
それにアタックさせるって言うのは、もう謂わば本能に直に訴えかけるんだから、これほど尖ったルアーってのも珍しい。
なので、そのアクションを、 確実に、そして瞬時に意図して出せるようになれれば、使い手としても、魚としても、共に全くの新しいインパクトを持つルアーになるんだと思う。
まぁ、スローなトップウォーターのじっくりした誘いとは全くの対極にあると思うので、自分としても、もっともっと使い込んで、フィールドや、その場のバスにマッチさせてく当て感みたいなものを養っていきたいと思える向上心を刺激させてくれたルアーである。 |