はぜさん |
CB-350 |
- | 2003/11/24 |
- | ★★★★★ |
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いつでもどこでも、どんな時でも。深さが2Mから3Mのエリアならボトムの形状、質を問わない。込み入ったカバーやクランクの大敵スタンプや倒木もかなりかわしてくれるので、初場所(特に野池)の初投に最適。 ストラクチャーをダイナミックにかわすので(長所の項参照)カバークランキングに最も向いている。相当スローフローティングなので、デットスローリトリーブでバスにじっくり見せての食わせの釣りも出来る。高速リトリーブはややバランスを崩し易いので向かない。
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非常に完成されたデザイン。CBシリーズの他のモデルの野暮ったさは影を潜め、洗練された機能美を持っている。他のモデルの野暮ったさはリップとボディーの曲線が分離しており、丸っこいボディーが目立ってしまうことによって醸し出されているのだが、350になってリップの長さ、取り付け角度がボディーの曲線と調和して、並べてみると同じボディーを使っているにもかかわらずはるかにスリムに見える。偶然だとは思うが、個人的には国産のクランクベイトの中で最も美しいシルエットだと思う(すべての国産クランクを知っているわけではないけども)。 何しろ根掛かりしない。かなりやばい所に投入しても平然と帰ってくる。秘密はストラクチャーのかわし方にある。ほとんどのクランクベイトがリップをゴリゴリとストラクチャーにリップをこすり付つつそれを乗り越えるのに対し、こいつはある程度ラインテンションが掛かった時点でリップを支点に回転し、その瞬間テールを振り上げあたかも側転するようにしながらストラクチャーを大きくかわすのである。ムーンサルトとはよく言ったもので、バスも感動して口を使ってしまうこと請け合いである(本当かよ)。CBシリーズに共通する動きであるが、ダイナミックさはこいつが一番である。当然根掛かり回避能力も一番優れている(リップが長い所為だろう)。 アクションはやや大振りで、ラトル音もやや大きいが、極端ではないので手に取り易い。サイズもディープクランクとしては小ぶりで、僕は好きだ。
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やや潜行角度が緩い。プロダクティブゾーンもその分短くなる。ここらへんは設計の古さを感じずにはいられない。 惜しむらくは潜行深度が物足りない。4Mは潜って欲しい。メガバスのX200にそこだけが確実に劣っている。それゆえX200の代わりにはならない。非常に惜しい。ラッキークラフトさん、CB500を熱望します! 出来ればスローフローティングのままノンラトル仕様も欲しい(自分でラトルを抜くと重量や泳ぎが変わってしまう)。 カラーが少ないのは何とかならないものか。
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困った奴です。 一度セットしてしまうと、ひたすらこいつだけを投げている僕がいる。 というのは、ぜんぜん根掛かりしないので、他のクランクを引いている時のように「やばい感触を感じたらリトリーブを止めよう」と集中する必要が無いのです。ひたすら投げて巻く。勝手に障害物はかわしてくれる。気が付くと釣れている。非常に楽なのです。愛するX200にはこの楽さが無い。奴はコンクリ護岸でさえ気を抜くと根掛かりする。 ゆえにこいつは僕にやる気がないときに登板することが多い。「ここで勝負!」という時にはどうしてもメガバスプラグを使ってしまう。馬鹿なので。 はっきりいってお勧めです。
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