ジェリコ_2さん |
CF4-610Z CARROZZERIA CUSTOM LTD |
15年以上 | 2011/08/09 |
□□□□□ | ★★★★★ |
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陸から巻物主体で少〜中規模のフィールドを対象とするときのオールマイティなベイトロッドとして |
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・アピアランス。メガバス内のラインアップのみならず、他のメーカーのどの竿にもないオリジナリティがありかつ”味”のある外観。 ・「クランキングカスタム」の名を冠するが、底物(総重量〜1/4oz程度)を使用しても何ら問題ない感度を備えていること(フロロ12lb使用) ・メガバスの竿にしては珍しく、竿の各部分部分がきちんと仕事をしており、かつ各部分につなぎ目を感じさせない点。ティップ、ベリーは腰ぬけで、バットを硬くして魚を寄せる感じではなく、キャスト時は適度にティップ・ベリーに荷重が乗りルアーを思ったスポットに送り込め、フッキングの際は竿の張りを生かして掛けることができ、ランディング時は竿全体で魚の荷重を受け止めばらすことなくキャッチできる。 ・上記のブランクスの素性の良さからくるアキュラシーの高さ、ルアーの飛距離。 ・レングスを考慮すると十分に軽く、かつブランクス自体の強度は十分にある点。 |
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特になし。よく言われるシングルフットガイドに関しても1日中酷使し、大きな魚も掛けたが全く問題はない。 |
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派手なアピアランス、メリットがあるのかないのか不明な素材を使用したブランクスを用いた機種とは違い、奇を衒わず、かといって保守的な竿作りを行うわけではなく、ザイロンという新素材の長所を巧みに利用し素性の良いブランクスを作り挙げていると同時に、竿として非常にバランス良く(魚を釣るという一連の動作において不便さを感じさせない)仕立て上げられている点に好感が持てる。 陸からのバーサタイルロッドとしてのポテンシャルは極めて高いと思う。 良い意味でエヴォルジオン以降のメガバスの路線とは違い、非常に素直で素性の良い竿であり、無理して奇を衒わなくてもこれだけポテンシャルの高い竿が作れるという点では、正直、メガバスを見直した。今後もメガバスの独自の世界観、今までのノウハウはいかしつつも、このような触って(持って)、実際フィールドで使用して「良い竿だな」と思えるような竿作りを期待したい。 |