取扱い店が激減したようで以前のブーム?の時代と違いフィッシングショー的な催しがないと実物の確認ができない。当時友人がカマーの444S・354Sを購入した事でこのメーカーを知るきっかけとなった。他社数社竿の買い比べを繰り返していた自分にとって444Sの理想的で奇麗な曲がりのテーパーに感動してしまいレイカーシリーズは全て購入したという経緯をもち、10年使ったことから購入に至ったのだが・・・・・。 他社も低価格ながら奇麗に曲がってくれる物も多くコスト的にも優れた商品が見受けられるなかで残念ながら当時ような感動が無くこの竿に期待を裏切られたと思わざるを得ない。444S同じく曲がりは奇麗なのだがぜひこれを使いたいと思う何かが足りない。最近の流行りの軽量化・アップスクリュータイプ・ガイド小型化にしても。名竿444Sにこだわらず、今回このチェイズシリーズの型番をS60L-Fと歌って60の長さにこだわらないとすると・・・「S63L-S」だったりしたら良かったのかもしれないし、他ラグゼシリーズの愛用者にももっと受入やすかったんではないかと余計な心配をしてしまう。S63ML-Fとの同時購入で自分にとってS63ML-Fがあまりに良過ぎたためか評価はこんなところ。 ルアーロッドとしてスピニングのトラブル回避のサミング動作を行なう行なわないの賛否両論がある中で、今回この商品のグリップ形状はいかがなものかと思う。基本のグリップ薬・中指にリールを挟むとアップスクリューの長さが今一であるし、カタログでうたっている「ブランクにタッチ」という動作ではフロントグリップが長すぎる。小指・薬指にリールを挟めばよいのだろうが、悲しいかな私の手ではサミングできず、オープンウォーターで遠投を試みるには良いが、ここぞという場所にキャストしサミングで着水点を調整する本来の?動作時には誠に具合が悪い。着水したら握りかえるこの中途半端なグリップ形状だけは次回商品に反映して欲しいと切に願う。 |