Kabeshinさん |
コンプレックス 262UL |
10年以上 | 2010/05/17 |
□□□□□ | ★★★★ |
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・3インチワーム、1/16オンス以下のシンカーをメインとしたライトリグ ・3gクラスのミノー、シャッド ・5g以下のクランク、バイブ等 |
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・定価2万7000円だが実売2万円以下でハイエンドに匹敵する性能 ・ソリッドティップで食い込みがいい割に感度もいい。(30m先のノーシンカーのフォール中のアタリは取れた) ・一部Kガイド採用 ・6’2フィートでガイドが9個ついてるが102gの軽さでフロントヘビー感もない(このへんカタログのうたい文句通り。) ・要は高いコストパフォーマンス |
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・全部Kガイドでないところ(ちょっと高くなっても全部Kガイド希望) ・シリーズのラインナップがまだ少ないかな。6’6のMLが欲しい。 ・ネーミングはイマイチ(所有の喜びが少ない) |
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ニューエッジのEDGS-630があまりにも使えなかったので代わりのULクラスのロッドを必要としていたところ、ちょうどショップに入荷直後のこの竿があった。先に発売されていたベイトのスコーピオンXTが重かったのでこっちも期待していなかったのだが、触ってみると「軽い!」値段を聞いてみると新製品なのに値引きもいい!(3割以上引いてくれた)これは運命とリアクションバイト(衝動買い)しました。 使ってみての感想は「ハイエンドを使っているかのよう」である。実際ブランクそのものはハイパワーXでシャウラやファイナルディメンジョンと同等のもの。ハイエンドとの違いはまずガイドがチタンではなくステンレスフレームであること、しかし十分に軽いので正直チタンでなくてもいいと思います。それからグリップがコルクではなくEVA、これも好みの問題だし、私は不満に思いません。後はメイドインジャパンではなくインドネシア製にしたり、塗装や装飾でコストを抑えてるだけだと思います。つまり実売でハイエンドの半額以下でハイエンド並みの性能ということ。これはお買い得です。 ヴィゴーレなどはもっと軽いと思いますが、ここまで軽ければ十分です。定価はヴィゴーレやニューエッジクラスですが、実売価格はヴぇローチェクラス。まずニューエッジよりははるかにいいです。ヴィゴーレとの比較は正直好みだと思います。ちょい高くなってもよければヴィゴーレもいい竿です。ヴェローチェは同価格帯でチタンフレームですが、グリップが好みではないのでわたしはこっちが好きです。また、同価格帯でダイワのブラックレーベルがありますが、こちらは全般にロングロッド主体で重くても丈夫というコンセプトなのでコンプレックスとはキャラが違います。比較はできないので好みの問題でしょう。 竿の性格としてはやはりライトリグスペシャルです。ソリッドティップなのでキャストにコツがいりますし、トィッチやジャークには向いてません。しかしただ巻き系の小型クランクや小型バイブにはいいと思います。 メガバスの霧雨との比較では霧雨の方がよりティップが繊細で、さらにライトリグに向いていると思います。逆にこっちの262ULの方が汎用性は高いと思います。 不満はオールKガイドではないところですが、これは単に新しい物好きのミーハーな気持ちからであって、実用上不便があるわけではありません。そもそも10年以上釣りをしていますが、キャスト時に元ガイドにラインが絡まったり、トゥイッチやジャーク時にティップにラインが絡んだという経験は1度もありません(PEを使っても)。 ファーレンハイトは使ったことがないのでこれもそうだったかもしれませんが、コレだけ安くハイエンドクラスの性能の竿を出したシマノはさすがだと思います。 コスパを考えれば5つ★相当ですが、私は5つのためには性能だけでなく、竿の個性が自分にあっていること、所有の喜びや特別な思い入れが必要と考えてますので、現段階では4つにしておきます。 |