はぜさん |
ゼニス・ZC75SD |
- | 2003/11/18 |
- | ★★★★★ |
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主にハードボトム、敷石のリップラップかコンクリ桝目護岸地帯で使用。スタンプエリアや泥底・砂底エリアでも構わず投入。というのは、メガバス・ディープX200→これ→ダイワ・ハイパークランクドラッガーGというのが僕のディープクランキングローテーションの定番になっているので、ついどこにでも投入してしまうのである。ただ、やはり凹凸の深いエリアで結果が良く、コンクリ桝目護岸での信頼度はかなり高い。 スローに引いてボトムを舐めるようにトレースし、物陰に潜む魚に直撃するイメージで主に使用している(あくまでイメージですよ)。この場合、かなり早引きしてもボトムを這ってくれるので、何パターンか試すことが多い。浮力控えめ、安定した泳姿なのでデットスローに引いての食わせの釣りにも使用出来るとは思うが、この釣りには横綱X200がいるのでわざわざこれでやる必要が無い(ローテする意味が無くなるから)。
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かなり潜るので使い勝手抜群。X200と使用深度が被るので、X200のフォローに使うにはちょうど良い。 何と言ってもボトムを舐めるように這ってくれるその動きである。かなり早く引いてもヒラを打たない。ヨジヨジとストラクチャーを這い登る様はいかにもエビっぽくて僕は好きだ。アクションもタイトで控えめ。物陰直撃という使い方には向いていると思う。 フックでの根掛かりは非常に少ない。リップの形状とフックのサイズの所為だと思われる。リップが引っかかることはよくあるが、これはすぐ取れる。
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出来がひどい。2つ持っているが2つともリップ中央に段差がある。性能には問題ないのだろうが気分が悪い。 やや大きい。一回り小さくして、潜行深度このままというモデルが欲しい。 なんでだかよく分からないが釣果に波がある。他では釣れたのにこいつは完全沈黙ということがある(その逆もある)。
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実は最初の一つは拾いました(そんなんばっか…)。 福島県のMダムで出会ったこいつは、背中にバスの歯形らしき向こう傷を持つ恐面さんでした。第一印象は「なんてでかいクランクや・・・」(そのころ持っていたクランクが、X100、ウイグルワート等のミッドクランクだけだったので余計そう思った)という芳しくない物でした。 当然使う気にはならず、しばらくタックルボックスの中にフックも付けられない情けない姿で転がっていました。当時の僕にとってクランクは釣れないプラグの代名詞ですらありましたから、しばらくその存在を忘れていたほどです。 月日は流れ、クランクの釣りにはまってしまった私は、ある日X200をロスト!ああ、思い出しても今でも胸が痛む。アユカラーだった・・・。この悲劇をきっかけに、それまでどこにでも、なんでもX200を投入していたのを考え直し「特攻用」クランクベイトを探し始めたのでした。(ちなみに、ロストしたエリアはその後、スピナーベイトはおろかルアー回収器(!)すら引っかけてしまう恐怖のエリアだと判明し、ワーム以外の物は投入しないことにした。どうも倒木が沈んでいるらしい) ところが、「特攻用」として中古で購入したTDハイパークランクスカウターGがとんでもない役立たずであることが判明し(インプレ参照)、切れた私はタックルボックスの中を引っ掻き回している内にこいつを発見(本当に忘れてた)したのでした。 フックを付けて投げてみると、意外とよさげ。良く潜るし動きも好みだったのです。満足した僕はその日一日こいつを投げ倒し、見事バスを掌中に収めることが出来たのです。ちなみに色は塗り替えました(ファイヤークロー風)。僕は拾ったプラグは必ず色を塗り替えて使うことにしています。その方が愛着が湧きますから。 その後いろいろ試し、他のクランクと比較してみた結果、上記のような使い方に落ち着きました。今ではなくてはならないプラグの一つです。慌てて予備を買い込んだほどです(たまたま近所に売ってた)。 Mダムでこいつをロストした方。ご安心下さい。彼は僕の所で立派に働いています(笑)。
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