バスの活性が著しく低下する11〜2月のシーズン。 大抵の人はバイブレーション、メタルバイブレーションを使い俗に言う「リアクション」というバスの目の前を颯爽と通過させることにより半強制的にバイトを導かせるというものだ。
リアクションバイトは人間で例えれば目の前にボールが飛んできたら目をつぶる。転けそうになったら手をつく。と言う必然の行動のことだ。
オールシーズン使用してもバスを連れてくるという面ではとても優秀。だがベイトフィッシュをスクールしている真冬のバスを釣るには通用しない。奴らの動体視力は確かなもので細身のシルエットの小魚をおってるバスは冬でもスクールするためこちらから仕掛けることができない。 そこでそのバス達を確実に手にするために一昔からあったスプーン、メタルジグのフォーリングテク。使い方はとても簡単・・・だが岸からでは分が悪くどちらかといえばボートフィッシングで魚探をかけてこちらからしかける技であることを先にいっておこう。
河口湖、亀山ダムなどの真冬のワカサギ食いのバスをつるために使用されたテクニックだ。なぜメタルなのか?それはダウンショットでは沈下速度に難有りになりシンカーを重たくすると魚が食いきれない、光の届きにくい水深ではアピールが足りない。メタルバイブ、バイブレーションではどうしても横の釣りになるため効率はよくない。そこで縦アクションでリフトフォールで何度でも誘えるメタルの出番だ。深い水深でもヒラヒラと蝶のように舞い確実にスクールバスに気づかせて食わせることが可能なのだ。
メタルジグ、ビッグスプーンの門限である。
根がかりを極力抑える。
フッキング性能。
絶妙な強すぎないフラッシング。
この基本をしっかりと抑えた敵なしのメタルジグに死角なし。使い手、場所を選ぶがその使い方、場所をしっかりと理解できれば確実な一本を約束する最強のメタル・・・一度使えばその眩い輝きがバスを魅了するであろう。 |