鮪丼さん |
フローティング (Fシリーズ) |
30年以上 | 2009/11/09 |
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リザーバーでの40up、50up、60up、ひいては魚種を問わないワールドレコード狙い |
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F18・・(エフ・エイティーン)。 初めて手にした時、私はそのサイズに戸惑いを隠せなかった。 そして、その戸惑いはラウリ・ラパラ氏への疑念にも繋がる程であった。 だが、そんな迷いを胸にF18を初めてキャストした時、その迷いは完璧に払拭され、同時にある種の震えが私を襲った。 「これはルアー業界初、否、世界初の革命だ・・・」 革命というものは、天地がひっくり返ることを意味する。 F18が齎した革命。 それは、ルアーを超えた圧倒的な生命感。 あなたは笑う。
「ルアーがルアーを超えるなど、ありえないことだよ。」 そんな小さなことではない。 「ルアーがルアーを超え、ベイトフィッシュそのものになる。」
確かに、F18というルアーはバルサで出来た塊に過ぎない。 だが、それはタックルボックスという名の干乾びた水槽にいる限りでの話だ。 F18の革命の始まり。 それはフィールドでキャストした瞬間・・・ そう、その瞬間、それこそがF18の革命の舞台の幕開けなのだ。 水を得た魚の如く、とはよく比喩される表現だが、之ほどF18に当てはまる表現は後にも先にも無いであろう。 水面に放たれたF18は、フィールドの一生命体系への加入を果たし、全てのフィッシュイーターは否応無しに、狂喜乱舞を繰り広げる。 そこに微かに垣間見えるは、由樹氏の言葉を超えた思想、圧倒的な世界観。 その思想や世界観に触れた瞬間(とき)、この業界に嫌気が差し、錆びた歯車のように動きを止めていたアングラーの世界が、鮮やかな色と未来を帯び、再び、始動を始める。 F18の相棒にグリグリナナハンを選ぶなら、その動きは速さをも身につけ、あなたではなく、未来の方があなたへ近づいている・・・ そんな錯覚すら覚えることになるだろう。 |
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唯一の短所。 それはそのデカさ故に、アングラーに使用を敬遠されてしまうことだろう。 値段は相応以上の効果を発揮するので、気にしてはいけない。 否、その必要すらないのだ。
見た目がリアルではない- 確かにそうだろう。 だがラパラには、この一言は大いなる賞賛、賛美の言葉となる。 打ち立てられたワールドレコード、これこそがその答えだ。 |
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ワールドレコードという夢を描く全てのアングラーへ送る最終ウエポン。 それがF18。 閉ざされた扉のことなら、このF18に任せて欲しい。 全てを破壊する革命者がその扉の先の世界へ、責任を持って、アングラーを案内してくれるのだから。 あとは、ただ、ワールドレコードという前人未到の夢へ邁進するのみ・・・。 遠州灘という単なる伊東由樹という一人のアングラーが作ったモノではない。ラウリ・ラパラという貧しい一漁師がその生活をかけて作り出した美しすぎる芸術品。ワールドレコードというあまりにも大きすぎる夢を描く夢追人へ向けたメッセージ。 それを受け取る意志を抱いた時、夢は、現実へと鮮やかに昇華する。 |