深山烏さん |
X-30 MARUKIN |
- | 2002/12/03 |
- | ★★★★ |
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フローティング仕様も、シンキング仕様も、微細なトゥイッチで用いる。イメージは、水面やサブサーフェイスでもがいているバグ。 |
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ハードルアーのみのゲームで、どうしても釣れない場合に用いる最終兵器。アブレ防止用の安全弁(又は担保)、として欠くことのできないセコ釣り兵器である。 |
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小さな小さなルアーだが、ダブルフックが特注品であるなど、こだわりを感じさせられる。私は、このルアーをミノーでもクランクでもなく、ジェノサイドと呼称することにしている。製作者は、自らを殺戮系釣具開発製造業者と呼称しているが、このルアーはその最たるものではなかろうか。ともかく、木のせり出しの周りなどでは、特に威力を発揮し、落としただけで、バスが下から現れて、ぱくついてくる。これをつかって初めて口を使う輩もいるわけで、『そこにいたのかよ』とびっくりさせられることも、しばしばである。 サイズゆえに、バス以外の魚もよく釣れる。油断していると、ミディアムサイズ(?)の鯉に『ズボシュウ!!』などという、凄まじき消しこみ音とともに、水中に引きずり込まれることもあるため、用法には注意が必要となる。下手をすると鳴り止まないドラグ音とともに、「許して下さい、勘弁してください」などとマヌケな叫び声をあげながら、野池の土手を奔走する事態に陥ることもある。不思議なことに、へらぶなも結構釣れる。何が釣れるか分からない物騒なルアーでもある。 |