はぜさん |
ブザービーター |
- | 2004/11/18 |
- | ★★★★★ |
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場所を問わずに使用。F4-70TX+TD-X105HV+SEA・BLUT20LBのタックルで最大飛距離40mと考えている。 主に広域シャロー、インレット、護岸際、リップラップなどで使用している。スタンプエリアや立ち木回りでも大変実績が高いが、根掛かり易いので本当は使いたくない。水質はハイサウンド、タングステン、SOSともにまったく問わない。 普通に引くと深度1.5m〜2mを泳ぐ。活性の高さに応じて各種を使い分けるが、タングステンがもっとも状況を問わない様である。ハイサウンドはむしろ活性がやや低めの時が良く、本当に活性が高い時にはSOSが活躍した。基本的にはやや早めのリトリーブから始め、反応が無ければ速度を落として行く。根掛かりが少ないエリアではボトムノックさせるのも非常に有効であった。リフトアンドフォールは晩秋によかった。 季節的にはハイサウンドは春と秋、SOSは夏が良い様であるが、一概には言えない。 フェイバリットカラーはボーンカラーで、5投5ヒットの記録がある。 |
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風貌が何とも頼もしい。なんだか貫禄があり(笑)、個人的には市販のバイブレーションの中で最も好きなデザインである(プレデターのインプレでインスパイアのデザインは嫌いと言っておきながら勝手な物である(笑))。 切れと力強さを兼ね備えたウォブリングアクション。水を攪拌する能力は恐ろしく高い。直進性が高く、どんな早巻きにも対応する他、ストラクチャーにヒットしてもすぐに復元する。ある程度ゴミを拾ってしまってもきちんとアクションするので、ウィードエリアやボトムに当てながら使い易い。 ロッドに対するリアクションはかなり大きい。これには当たりが分かりやすいという他に、早く引き過ぎないという利点もある。 フッキング性能は高く、掛かり易くばれ難い。 遠投性、コントロール性共に非常に高いレベルにあり、リザーバー等大場所では使い勝手が良い。 ここぞという時に頼りになるバイブレーション。バスの居場所が絞り切れず、危うくノーフィッシュというピンチを何度も救ってくれた。個人的には市販のバイブレーションの中で最も信頼している。 |
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非常に根掛かりが多いプラグである。これは直進性の高さがあだになっている。僕が今まででもっとも数多くロストしたプラグがこのモデルである。価格の高さを考えると、根掛かりしたプラグを容易に回収できないオカッパリ釣行にはお勧めできない。 アピール力は非常に大であり(SOSも)、狭い野池などでの使用には向かない。ただし、一投勝負と覚悟して好結果を残してもいる。 結構当たりはずれがあるプラグであり、特にやや深い泳層からかバスが浮き気味の時には大沈黙という日が良くあった。 当たり前かもしれないが、ぶつけると亀裂が入って浸水する。高価なだけにがっかりする。 |
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04年度データから読み解くブザービーター ・ 所有個数…17(同一カラー含む)、ロスト数…6 ・ 04年度獲得匹数…43匹(最大魚47cm) 釣果ランク2位 ・ 釣果内訳…30cm未満(14匹)、35cm未満(9匹)、40cm未満(12匹)、45cm未満(4匹)、50cm未満(4匹) ・ 状況…リザーバー(18匹)、野池(24匹)、川(1匹) ・ 月別釣果 5月…10匹、6月…3匹、7月…2匹、8月…11匹(最大魚獲得)、9月…3匹、10月…13匹、11月…1匹 ・ カラー別釣果…ボーン(13匹)、ブルーバックシャッド(7匹)、フジキタイガー(11匹)、イマカツシークレット(5匹)、キンクロ(12匹)、注・カラー名は正確ではない。 ・ モデル別釣果…ハイサウンド(28匹)、タングステン(8匹)、SOS(7匹) ・ 釣果の内5月、10月の釣果はほとんどが野池での釣果。最大魚を獲得した8月はリザーバーのインレットでの釣果である。特に10月はある野池でボトムノックさせる特殊な使い方がパターンだった。 ・ こんなボリュームの大きなルアーにもかかわらず、意外に子バッチが釣れている事に驚く。ちなみに最少サイズは20cmである。 ・ ロスト数は非常に多いと言わなければならない。中古で買いあさったものが多いとはいえ、それでも計9千円近い大損害である。 ・ 上記でタングステンが一番状況を問わないと書いた割に釣れていないのは、早々にロストして現在所有していないからである(中古で売っていない)。
04年メモリアルフィッシュ 10月某日、その日ははっきり言って激渋でした。友人のアルミボートで大規模野池に浮かび、一日中あらゆる手段を講じて魚を追い求めたものの、まったく反応無し。矢折れ刀尽き、諦めて上陸したものの、どうしても魚の顔を拝みたかった僕らは長躯してとある小規模野池に向かいました。そこは川に隣接し、土管で川と直接繋がっているという珍しい池です。こういう日は小規模なフィールドが良いだろうと考えたのですが、行く途中川を見てみると、なんと大増水中。当然池も増水し、茶色く濁っていました。 更に移動する時間的余裕はなく、仕方なく釣り始まったものの誰にも魚信はありません。日は傾き、諦めの空気が流れ始めました。僕は暗くなってきた事もあり、音有りバイブ良いかと考え、このモデルのハイサウンド(キンクロ)をセットし、投げ始めました。しかし、まったく当たりはありません。 活性が低く、追い切れないのかと考えた僕はリフト&フォールを試みました。そして、流れ込み横にキャストし、F4-70TXをあおって、リフト、下げてフォール、そして再度リフトしようとしたその瞬間、何か重いものに引っ掛かったような感じで竿先が押え込まれました。ゴミでも掛かったのかと思ってロッドをあおってみると、物凄い勢いでF4-70TXが引き絞られました。この池では春に40cmを釣っていたのですが、そんなレベルではない重さ。僕はてっきり鯉が掛かったのかと思って友人に言いました「魚だけどバスじゃない」。 しかし、苦労して寄せてみるとなんとバス!あまりの大きさにびびった僕は友人を呼び、取り込みを頼みました。丸々太った重量感溢れる魚体。46cmでした。 ブザービーターの名に恥じない、正に逆転の一本でありました。 |