☆グレナダさん |
EON 3601sport |
25年以上 | 2010/05/08 |
□□□□□ | ★★★★ |
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・MHのベイトワンタックルで臨むオカッパリ用として買ったが…。
・中古で購入。回転機構に興味があったのと、望外に安かったので。 ただし付属品、説明書などは一切無く、ついてきたのは黒い袋だけ。 |
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・まず重いプラグを使っての飛距離に驚いた。まぁよく回るスプールだこと。 特にキャスト終盤、グゥィーンともう一伸びするような感覚は快い。
・ピッチングではさらに花丸のキャスト感。パーミングしやすさといい、接近戦での“掛ける釣り”専用なら 満点に近いかと。もちろんそれだけのために使うのは勿体無いが。 |
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・軽量ルアーになった途端長所が短所に。ハイパースプールの暴走を止める制動機構がお粗末。 ブレーキ力を増やしてもあまり変化なし。 ↓ この3601(左ハンドル)の遠心ブレーキ機構、自分のようにロッドを一切持ち替えない右投げ左巻きの人間には 確かに不都合。通常のオーバーヘッドキャストではブレーキシューが立ち上がってないようにさえ思える。 ↓ 苦肉の策として、普段は中距離に用いる自称ヒネリ投げ(オーバーとサイドの複合技)にすると シューが立ち上がる方向に力がはたらくためかやや改善。しかし不安定。
・潰れたおはぎのようなデザインが個人的にはあまり…。カラーリングは嫌じゃないんだけど。
・いたる所に見られるプラパーツ。オモチャっぽい(≒安っぽい)印象は否めない。sportというよりはcasual。 定価調べて苦笑い。中身を無視しての見た目だけなら半値が妥当?
・サイドプレートの脱着法。確かに便利ではあるが剛性に不安をおぼえる。 また外したプレートを手に持ったままブレーキ調整リングを回す作業が意外と面倒。 プレートは本体と分離されてしまうので、落っことしての破損・紛失も考えられる。
・「べた付きがひどい」からと前オーナーがゴム製シールドを一部剥がしたと店員さんから事前に説明が。 確かに剥がしてない部分を触るとそんな感じ。これなら無い方が良い。
・スプールの糸噛みがたまに起こる。やっぱカジュアルだ。 |
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・実際に使ってみて体で感じ、後日ネットで調べてなるほどと理解できたジャジャ馬、いやダダっ子ぶり。
・メインエリアが狭い川なので飛距離よりも精度重視。1/4〜1/2ozのルアーを30メートル以内で きっちり制御してもらえたら十分だけど、このリールではちょっと厳しいのかなというのが正直な感想。 別の方も書かれていたが、マグや通常の遠心だったら良いのにとつくづく思う。色んな意味で実に惜しい製品。
・柔らかいロッドを使ったり、ユッタリとしたキャストで投げたりと試行錯誤中。 国産やアブ現行各機種に比べてストレスの貯まるリールだが、どうにか克服したい。
[追記] 我慢して使ってたらある日突然バックラしなくなった。 それならば、とメチャクチャなスピードでのキャスト&回収を繰り返してみた。 (もはやバス釣りではなくただの機材テスト) が、全くノートラブル。アキュラシーも合格。ほんまワケ分からん製品です。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - [追記2] ・あきれるほど働き出した。とあるリザーバーで同船した相方がビックリ。
・仕方なくお蔵入りさせているオーナーのために、個人的に感じた“操るキモ”を。
1.メカニカルブレーキかなり強めで。ルアーがクラッチオフでも落ちず、ロッドを振ってようやく滑る程度で。 2.このメカニカル、ハンドルと同軸のためか不安定。こまめなチェックが必要。何か知らんがユルみます。 3.遠心ブレーキには水気ご法度。ブレーキシューや収納スペースを丁寧に拭く。 4.激烈な振り抜きこそ命。これで遠心が立ち上がる。 |