BORN TO BE FISHINGさん |
黒帯 USA |
- | 2005/04/06 |
- | ★★★★★ |
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一日の疲れを癒したいと思ったとき。 |
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本場アメリカのバスフィッシング、さらに有名なレイクでの実釣。雰囲気だけでも見ていて感じることができる。 |
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ホームビデオでの撮影(なぜ?)のため画像が他の黒帯シリーズと比べ見劣りするところ。 他の方のご指摘どおりタックル表記に?な点が多い。また、テクニック解説やニュールアー実釣などもほとんどない。 |
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今まで黒帯シリーズは外伝も含め全て見させていただきましたが、この黒帯USAはその他黒帯とはまったく異なる作品です。つまり短所にも書いてあるとおり、特定のルアーを使っての実釣並びにシークレットなるテクニック解説などはほとんどなく(あるのはヘビーダウンショットでの釣りとシーズニングパターン解説)、彼が訪れる複数のアメリカンレイクでの実釣をドキュメント撮影しただけのものです。そのことから、このビデオにそれらを求められる方には大変つまらない内容だと思います。
ご多分に漏れずそういう僕も、このビデオはなんとなく面白くなさそうだと勝手な推量から今まで遠ざけてきたのですが・・(反省)。
もちろんこのビデオを見る前から、今江克隆というプロアングラーに関心はありましたし、やっぱりすごいプロだなーという憧れや尊敬は常に抱いてきました。しかしこのビデオを見て、改めて今江克隆というプロの懐の深さ・偉大さ・人間としての器の大きさを畏敬の念を持って再認識させられました。
このビデオに映し出されているのは、プロアングラーであり、またルアービルダーであり、さらには日本のバスフィッシング業界を牽引するオピニオンリーダーであり、しかしながら釣りというものをこよなく愛する一人の人間である今江克隆という人物像です。
正直、彼が話す英語を聞いて、僕は少なからずショックを受けました。失礼な話ですが、彼がここまで英語が話せるとは思っても見なかったからです(スミマセンスミマセンX100)。僕も英語を使う仕事についているのですが、あのくらい英語が話せるようになるにはなかなか並大抵の努力では無理です。では、いつ彼は英語を学習しているのか?それは分かりません。只いえるのは、日本で10年以上バスフィッシング業界の中心として日夜活動し、さらに最近まで一般サラリーマンとして会社勤めをし、その時間の合間を縫っての語学習得です。・・・少なくとも僕には考えることすらできません。 そんな彼が、アメリカに続々と進出するプロを横目に、今年から日本のバスフィッシング業界を盛り上げようとさまざまな企画を立ち上げ、特定外来生物被害防止法阻止にも真っ向から取り組んでいます。 そんなことをいろいろ考えると、涙が出てしまいました。
すみません、本論とずれてしまいました。もう一度いいますが、このビデオは、今江克隆という一人の人間のドキュメントです。僕個人的には、これからプロアングラーを目指す方や、業界関係者にこそ見てほしい作品だと思います。そして今江克隆プロ、いつまでも僕たちやこれからの日本のバスフィッシングの未来のために、道を切り開いていってください。 |