Ritchieさん |
リトグラフ F3 |
1年以上 | 2012/07/20 |
□□□□□ | ★★★ |
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バスではクランク、スピナーベイトなどの巻物、 ボートシーバスでのバーチカルジギングに。 |
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F3になる前のリトグラフは使っていませんが、 遠心が4点になったからか比較的バックラッシュは少ない。
ベースのイッツにはない巻き上げ速度の目安表示があるので 飛距離表示と合わせて意図的に狙いを変えてリトリーブしやすい。
ラインは14lbが100m入るかどうかくらいなのでクランキングには丁度良いスプール容量。
リミテッドモデルを購入したのでウッドPOP-Xが付いていてお得感があった。
ボートシーバスなどでのバーチカルジギングではベース機の用途ということもあり、 棚やボトムまでの水深が一目でわかるので、 フォールにドラッグがかかってしまうというベイトリールの弱点以外は スピニングでのジギングに勝るアドバンテージがあります。 |
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ボディ全体が樹脂製のためか明らかに剛性が不足しているので、 ボルトの締め付けトルクが少しでも違うと巻き心地、スプールの回り方に影響してしまう。
剛性がなく巻き上げトルクをスムーズに伝達できないことに加え、 若干のハイギアのため引き抵抗の強いルアーは苦手で、 それに付随して巻き心地は悪い。
ラインの巻き量の設定は簡単なのだが、100m規模になるとトータルの誤差はかなりある。
巻き上げ速度カウンターが8段階くらいしかないので、 早巻きだったりするといつもH表示になってしまいあってないようなものに。 1は超激スロ、2は激スロ、3はスローという感じで実際バスで使う際は、 1と2はないようなものなのでカウンターを細分化するなどもう少し見なおしてほしい。
もともとのベースの問題だがバス用のリールとしてはラインの巻き量の割にボディが大きく重い。 高価でも良いのでミリオネアICVベースのビッグバンを出してほしかった。
ボートシーバスでのジギングではボトム着底後ハイスピードでの巻取というのが多いため、 すなわち先述の通りスピードカウンターはHになってしまい存在価値はありません。
ボートシーバスはナイトゲームが多いので液晶にバックライト機能がないのは致命的で、 巻取アラーム音を参考にするしかなく、ケミホタルを貼ってみるくらいしか解決策はありません。 |
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定価の割にはバリがあったりと作りが荒く、 メガバスブランドを冠する以上はちゃんと仕上げてほしいものです。
音がピーピーうるさいというなら切れば良いだけの話です。説明書を読みましょう。 ナイトゲームで液晶が見えなかったり、早巻きをしているときはこの音がないとガシャンとやってしまいます。
遠心ブレーキが強化されたからかもしれないが、 ベイト初心者の自分にも比較的使いやすいです。 制動力が弱いのでフルキャストせずにスマートなサイドキャストが良いです。
細いラインや癖の強いラインは向かないと思います。 自分はナイロン14lbを基準に使っています。
飛距離はルアー重量によりますが30m程度。 特別飛ばないとは感じませんがベアリングを変えたところで 結局メカニカルブレーキを締めるはめになるので飛距離はこれ以上伸びないと思います。
遠心ブレーキの構造が非常にチープなので、 シマノ並とは言いませんがもう少し強度がある部品を使って欲しいです。 一度サイドカバーを開けた際スプールの遠心ブロックが刺さっている棒が曲がっていたので 曲げ直そうとしたところあまりに強度がなくてポッキリ折れてスプール交換の修理になりました。
トータルとしては巻物専用リールとしてはまずまずで、 飛距離や巻スピードの目安があるアドバンテージを考えるとこれはこれで良いです。 F4あたりのロッドに搭載して巻物に使うと効果的です。 レングスがあるレギュラー〜スローテーパーのロッドと組み合わせると使いやすいです。
PEラインを巻いても意外とキャスト出来るので、 ソルトで使用する際は1.5号を巻いてキャストにジギングにと使っています。
ジギング用ハンドルが搭載されたSWモデルもありますので、 ジギング専用に購入される場合はそちらが良いでしょう。 |