はぜさん |
V-FLAT |
- | 2004/11/29 |
- | ★★★★ |
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1/2,1.3onzを使用。1/2はハイドロブレード4・1/2にチューンしている。 ほとんどリザーバーで使用。1/2onzはシャローや立ち木周り。1.3onzは主にディープで使うが、大アピールと大きなシルエットが欲しい時はその限りではない。 浮き上がりが早いので他のスピナーベイトよりもスローに引きたい時や底を切って表層付近を引きたい時に登場する事が多いが、ファストリトリーブとポーズによるフォーリングを組み合わせて軌道をクランクさせる事もある。高いすり抜け能力を活かして葦のポケットやレイダウンに絡める事もあるが、これにはミニの方が向いている。 水質はステインからマッディが良く、季節的には夏場の釣果が高い。 フェイバリットカラーは特に無い、どうせヘッドのカラーは直ぐ剥げてしまい、100円マニキュアで塗り直すので関係ない(笑)。 |
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浮き上がりが物凄く早い。普通スピナーベイトは泳層をオートマティックにコントロールし易い様に浮き上がりを抑えるものなので、このモデルは珍しい存在である。この特徴はアングラーが泳層を積極的にコントロールできる事を意味している。ウィードトップを引いてきたり、駆け上がりをなぞる様に引いてきたりする際に便利である。もちろん1m以浅のエリアの中層を容易に引けるほか、バジングもやり易い。 すり抜け能力は高く、立ち木や葦に絡めて使うのに向く。もちろんスピナーベイトならどんなモデルであってもすり抜け能力はそれなりに高いのであるが、このモデルは同時にストラクチャーに当たるとバランスを崩してヒラをうつのである。これはヘッドが高重心に設計されているためである。この際にバイトが集中する所を見ると、クランクベイトのヒラウチと同様のバイト誘発効果があるようである。余談であるがこの特長を生かすにはヘッドカラーはツートンを選択したほうが良い。 独特な特徴があるスピナーベイトなので、ルアーローテーションすることを考えると、タックルボックスに一つは入ってもいいルアーである。 |
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浮き上がりが早すぎるために中層引きには向かない(逆に、中層をスローロールするのには良いのだが)。ディープを比較的早く引きたい時にも使えない。 やや縦ストに絡み付き易い傾向がある。これはバランスを崩し易い事が災いしているのだろう。ただし、ミニはそうでもない。 ワイヤーが多少弱い。塗装も弱く、使用1日で鉛色に化ける。 ハイドロブレードにするとまったく飛ばなくなる。 ややフッキングに難あり。バスの口に刺さりきらずにばれてしまうことが多かった。 |
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04年度データから読み解くVフラット ・ 所有個数…3/8オンス(1)、1.3オンス(1)ロスト数3/8オンス(1) ・ 04年度獲得匹数…4匹(最大魚45cm)釣果ランク20位 ・ 釣果内訳…40cm未満(1匹)、45cm未満(2匹)、45cm(1匹) ・ 状況…リザーバー(4匹) ・ 月別釣果 7月…4匹 ・ カラー別釣果・・・不明 ・ たったの4匹なのでデーターとしてはほとんど役にたたないかもしれないが、これでもレギュラー〜ヘビースピナーベイトの中では最多の釣果なのである(ちなみにミニは7匹)。 ・ 野池での釣果が無いが、これは野池では100%ミニを使用したためである。 ・ 7月にしか釣れていないが、実は8月9月にもかなりの数をばらしている。悔しいのは完璧にのったはずのバスがなぜかばれてしまうことである。
04年度メモリアルフィッシュ 7月、某県某ダム。僕はインレットの最上流を目指してゴムボートを漕いでいました。水は悪く、気温も高い。定石としてインレットは外せないと考えたからです。 このインレットの最上流はちょっとした滝のようになっていました。流れ込む水が本湖の水に叩き付けられ、白く逆巻いています。その周囲でミノーなどを投げたものの、反応はありません。「?」いないはずはないんだが・・・。ふと見ると滝壷に跳ねる魚の姿があります。「バスはまさかあんなところにはいないよな」と思いながらミノーを投げ込むと、ミノーは流れに負けて流されてしまいました。ここで諦めても良かったのですが、何か引っ掛かった僕はこのモデルの1/2オンスハイドロブレードチューンをセットし、滝に向かって投げてみました。スピナベなら流れに強いはずだと考えたのです。 ブレードのきらめきを残しながらルアーが白波の中に消え、一拍待ってリーリングを開始した僕は異変に気が付きました。なんと魚が付いているのです。上げてみるとなんと43cmのグッドサイズ。写真を撮り、興奮覚めやらぬ中更にキャスト。再びルアーが消えるのを待ってリールを巻いてみると、なんと、また付いている…! この日はこのモデルで3匹、計9匹の40UPを獲得しました。あれほどエキサイティングな釣りをしたのは生まれて初めての経験でした。 |