はぜさん |
ウィグルワート |
- | 2003/12/20 |
- | ★★★★★ |
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ルアーお助けマン(コメント参照)。 真面目に考えると、ややバスが散っていてかつタナが低くい時。活性が低く、バスがわざわざシャロークランクを追っかけてくれない時に、一段低いタナを引けて大きく水を動かすこいつが役に立つかも。マッディウオーターでもいいはず。…そういう風に使ってやれば良かったんだけどね。
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シンプルなデザイン。これぞクランクベイト。 気が狂ったようなアクション。
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魚は釣れなかった。 大きすぎるアクションが僕の通っているフィールド(クリアーないしステイン) に向かなかったと思われる。考えてみると、寒くて水が硬くなる時期には向く奴だったかもしれない。ロストしたので検証はできないが。
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こいつを拾ったのはバス釣りを再開してすぐの事でした。 色はチャート。当時ワームの釣りしかやらなかった僕にとって、初めて見るちゃんとした(ホームセンターで売っているような奴は持っていた) クランクベイトでした。 喜んだ私はその野池でこいつを引き倒しました。 ところが、まるで釣れないのです。僕は「ハードベイトというのは釣れないんだな」と納得し、タックルボックスの奥底にこいつを眠らせてしまいました。 月日は流れ、メガバス・ディープX200(ファイヤークローカラー)を手に入れた僕は、ホームレイクに向かいました。そして、それをあっさり根掛からせてしまったのです。そこに倒木が沈んでいるのは知っていたのですが「根掛からんという評判だし大丈夫だろう」と投げ込んでしまったのです(バカですね)。距離は岸から20M。深さ1.5M。ラインも切れてしまい、状況はほとんど絶望的でした。 しかし、僕は諦められずにいました。メガバスにはまる前でしたが、1600円もするプラグがひたすら惜しかったのです。僕はあれこれ考えました。 「違うクランクを引っ掛かったポイントに通したら、引っ掛かけて救出できるかも知れん」 というとんでもない事を考えたのはその時でした。僕はタックルボックスの中をごそごそ探りました。そしてこいつが目に入ったのです。僕がこいつをしっかりとリグってキャストし始めました。 そして、何度目のキャストでしょうか。倒木を乗り越える感触の次に、妙な感触が手に伝わってきました。そして、寄ってくるこいつの後ろに赤い影が!そう。うそみたいな事に見事救出に成功したのです。僕がX200を使い、クランクとメガバスにはまるきっかけになった爆釣を経験したのはその日、この直後の事でした。こいつがいなければその爆釣はなかったわけで、こいつには感謝してもし足りません(もっとも、そのままX200がロストしてしまえば、メガバスにはまる事も無かったわけで、その意味では複雑な心境ではあります)。 それ以来クランクの釣りにはまった僕は、恩人であるこいつで釣ってやりたくてこいつを投げまくりました。しかし、不思議な事に(下手なだけだろうけど) まったく釣れないのです。僕は色を塗り替えたりしてなんとか釣ろうと努力しました。 ある時、釣り大会に参加した僕は、あまりの釣れなさに勝負を投げ、持ってきたプラグを全部投げるべく、次々とプラグを替えていました。 そして、こいつの順番になり、キャストを始めました。すると、当たりらしき感触が!僕は俄然やる気を出し、真剣にキャストを重ねました。 それがいけなかったのです。運命の一投。ストラクチャー際々に投げ込まれたこいつはほんの僅かな差でストラクチャーにヒットしてしまいました。そしてがっちりフッキングしてしまったのです…。茨城のU沼、流れ出し付近での出来事でした。 なぜかチャートのボディーを無理矢理ザリガニカラーに塗られたこいつを拾った方。どうぞ大事にしてやって下さい。そいつは僕に幸運をもたらしてくれました。きっとあなたにも幸運をもたらしてくれる事でしょうから。
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