シオンさん |
ヴィゴーレ ヴェトロ 70HG |
- | 2006/01/21 |
- | ★★★★★ |
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1オンスクラスの大型スピナーベイトやディープクランク、バイブレーションプラグは勿論のことながら、50グラムまでの中量級ビッグベイトにも余裕で対応出来る。巻物パーワーバーサルを地で証明する究極の1本。 意外とワーミングにも適していたりする対応力の広さはグラスの今までの常識の範疇を超えている。 |
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グラスだが、バランスが良いからか1日振っていても疲労はあまりない(コンクエストDC201を使用) スパイラルガイド採用は、正にこのロッドの真価を発揮してくれると思う。確実なフッキングをモノに出来た時の感動といったらこの上ない、ラインへのパワーの伝達にロスがなく、いつでもフッキングに持ち込めるポテンシャルの高さは、やはりスパイラルガイド様々といったところ。 多少強引な使い方をしても破損しそうにない、オールダブルフット仕様バット部にはステンレスフレーム、ティップ部にはチタンフレームSiCガイド搭載。 高足ガイド、ティップ部のオーシャンガイド等のブランクスへの糸絡みを極力少なくしたガイド&テーパーデザイン設計。 64MGのインプレでも記載した通り、ブラウンの格調高い色使いと飾り巻きの美しさや、グリップ部のシャンパンゴールドのパーツ等はやはり伝統あるグラスの歴史の1ページを飾るに相応しい。 |
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グラス繊維62%とあるが、これはバット部のケブラークロスグラファイトとグリップ内カーボンコネクターの総原材料の割合からカーボンが数パーセント含まれているように表記してあるだけで、ブランクス自体は100%ピュアUD低レジン性超高密度縦繊維ファイバーグラスで出来ている。 国内でも最高レベルの技術で作られた100%ピュアUD低レジン性超高密度縦繊維ファイバーグラスを採用したこのロッドは、極限にまでレジン量を調節し、縦繊維を使用することによって、自重156gでありながらそのバランスの良さは、ひと昔のこの手のカーボンロッドと比べても大差ないという事が解る。 持ち重り感は他社の同クラスの長さのロッドと比べても、比較にならないほど改善されており軽い。 今江氏がテストを繰り返しているクロスファイヤーハスキーワインド610HGの発売を待たずしての先行発売という形になった70HG。 同社内で開発が進む他社プロデュースロッドOEMの裏側で、発売されたこのロッドは釣具業界に余りにも大きな波紋を呼び、数十年前の人気とは裏腹に長年の間世に出ることなく身を潜め、影が薄れていたオリムピックは一躍有名になってしまった。 勿論、その人気の背景には、モンスタークイーンNEOグラスで有名な魚矢(フィッシュアロー)を始めとする有名企業のOEMで養われた、最新鋭の技術を余すことなく注いだ渾身のロッドを、低価格で世に送り出している事が拍車をかけた事は言うまでも無いであろう。 ちなみにHGとはHeavy(ヘビー)Glass(グラス)の略称であって、某有名お笑いゲイ人とは一切関係ないのであしからず・・・(笑) |