| メドウさん |
コータック トラウティスピン 61 |
| - | 2006/02/15 |
| - | ★★★★ |
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| エリアのトラウト用。乗せ竿専用。 |
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まともなアクションのグラスロッドとしては親切な価格設定。
グラス独特の、入力に対して素直にベンドし粘るアクションはショートバイトを絡めとり、かかった後は魚の動きを封じるといった感じになる。ブランク全体でショックアブソーバー。持った感じはダルなのに、魚とやり取りすると粘りが効いて釣り勝ってしまうといった竿。大変素直なベンディングカーブで、全体に柔らかい錯覚に陥るが、最後に踏ん張りの効く竿。そして最終的にそれらの特性が自然に感じられるのがすごい。
デザインとしては虚飾を排した結果、むしろ素朴な美しさだけが残ったような意匠。ありそうでない、ソリッドなカラーの深緑のブランクは素敵。釣りの機能を目的とした以外に盛り込まれたデザインはまったくなし。なにせセット物5000円程度で売られている竿より素朴。これ以上にシンプルなデザインは他にないかも(どう見ても価格以上に安物に見えるのは好みの分かれるところ)。これがむしろ自然に溶け込み純粋に釣り自体を楽しめるデザインだと思える。
ガイドの口径はちょい前の大きめな物そのまま。しかしこの竿にはこの方が似合っているかも。軽いスプーンでもロッドそれ自体とガイドの重さでスイングして飛ばしている感じがある。ニュ-ガイドに変えようかと思ったが、今のままで竿全体のニュアンスが気に入っているために中止。一応、ガイドリングはSiCで、押さえるべきところは押さえている。
トータルとして長くつきあえる飽きのこない竿だと思う。
追記:
以前使っていたカーボンロッドと比べ、スプーンがよく動くようになった。 |
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| ブランク素材がグラスだけにどうしてもウエイトが重め。竿全体の重さとしては67gと、グラスロッドその物としては決して重くはないのだが、スライドリングのグリップ部が軽さをかせいでおり、ブランク自体が重いのは明白。やはり持ち重りがする方だと思う。この点で★マイナス1。だけど仕方ないですね、実用レベルとしては問題ないが。そこでグリップエンドにウエイトを抱かせることも考えられるが、グリップ長が23cmとショートなため、ウエイトの効果が出しにくいだろうと思われる。グリップを延長してバランスを取ったり、ガイドを替えて軽量化することも考えられるが、アクション全体がどうなるのか不明。 |
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カタログ表記では長さ6'1"だが、私のは実際には6'2"。グリップが短めでブランク部分の実効長がかなりあるほう。
同じ程度の長さで、持った感じが明らかに硬めと思えるカーボンロッドと、このグラスロッドに同じウエイトをぶら下げてベンディングカーブを比べた。面白いことに同じだけの負荷でほぼ同じ曲がり方をしている。持って振った感じでは明らかにこのグラスロッドの方がダルダルなのだが。
そしてやはりこれは乗せ竿。自分としてはこの乗せの釣りが好きでそれに向いた竿を探すとこのロッドになった。今、掛けの釣りが流行っているようでもあるけれど、あれは何か忙しく貧乏くさくていけません。あ、そして実際に掛けの人に釣り勝つかも知れないよ。
これは独特な釣り味のあるロッドです。デザイン的にもかなり好みが分かれるところでしょう。多くの人にお勧めしようと思いません。私一人がにんまりしていれば良いのです。 |
