チャキさん |
ファイナルディメンション TS-1610MLF |
5年以上 | 2010/05/16 |
■□□□□ | ★★★★★ |
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琵琶湖南湖でのボート釣りや野池のオカッパリ、フローターフィッシングで使用する。
バジンクランクのようなトップウォータークランクからマッドペッパーマグナムのような4mダイバーまで、すべてのクランキングで使用。
他にはバイブレーション(リップレスクランク)やトリプルインパクトのようなタダ巻き系トップウォータープラグ、バズべイトなど、タダ巻きで操作するハードルアーに使用。
合わせるリールはメタニウムMgDCかメタニウムMg、ラインはフロロ12〜14ポンドを使用している。 |
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クランキングにおける感度が非常に良く、クランクベイトの動きがとても明確に伝わってきて、ラインの擦れ方や手元に伝わってくる振動などから今ルアーがどういう状態なのかイメージでき、ストラクチャーとバイトの違いも明確に伝わってくる。 また、カバー回避能力に優れ、根掛かりさせることなく丁寧にトレースできる。
6フィート10インチと長めのロッドではあるが、グラス特有のゆったりとした曲がり方をして近距離のキャスト精度はとても良い。 ショートキャストを繰り返しても身体への反動が少ないため疲労感も少なく、ストレスなく狙ったとおりに打てミスキャストが少ない。
長さがある分ルアーのリトリーブコースを修正していくのもやりやすく、キャスト後の取り回しが良い。
正確にはUDグラス+低弾性カーボンのコンポジットロッドではあるが、グラスのデメリットが最小限に抑えられており、グラスがメイン素材のブランクでここまでキャストしやすく、感度が良いとは思っていなかった。 引き抵抗の強い大型クランクを引いてもラインやロッドの芯が出にくくて張りつめた感じがなく、どこまでもしなやかで曲がりに余裕が感じられる。 低弾性カーボンロッドよりもさらにノリが良くてバラシにくく、低弾性カーボンでグラスのフィーリングを出すことはできず、全くの別物だと感じさせられる。
やや先重りするバランスで設計がされているが、これは感度や振動の伝達を良くするためにあえてそうしたらしく、クランクやバイブなどは通常はロッドを倒して使うことが多く、ロッドを立てて使うことはあまりないのでバランスに関しては不満はない。 合わせるリールに関してはメタニウムMgDCかメタニウムMgがベストマッチだと感じる。 10コンクエストDC100などの自重のあるリールだと先重り感はやや軽減されるが、ティップが妙に軽くフワフワとした感じになり、感度や振動の伝達が悪く感じた。
バイブレーション(リップレスクランク)にもマッチし、こちらもルアーの動きがよく伝わってきて、ノリやバラシにくさを重視して使うのであれば使いやすいと思う。 |
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特にはないが、琵琶湖南湖で3〜4mダイバーでウィードクランキングをする時はもう少し硬さが欲しいと思う時がある。 |
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TS-1610MLFは各方面で高い評価を得ているようで、あの田辺哲男さんも認めたロッドということでとても気になっていたモデルでした。
クランクベイトの釣りをとても簡単にしてくれるロッドで、クランキング初級者の私をしっかりサポートしてくれ、クランクを巻いているだけで楽しくなってきます。 一応クランキング専用ロッドということですが、クランクやバイブを含めたタダ巻き系プラグ全般に使いやすいと思います。 |