沼川 池海さん |
T3 MX |
3年以上 | 2013/04/19 |
□□□□□ | ★★★ |
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ナイトシーバス用に使えるベイトリールとして1016SHL(ギア比7.1)を購入。 とにかく試し投げをしたくてバス用ロッドを持って実験。
ロッド:ホーネットスティンガー(パックロッド) HSC664M メインラインはPE1号(下糸ナイロン) ハンドルだけ90mmに変更 シーバス用バイブ(7g、10g、13g)&テールスピン(14g)、バス用クランク(ワイルドハンチ) |
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・天気予報で調べたところ風速5m、向い風&横風の中で、キャスト中のバックラッシュはほぼなし。 ただ着水が見えなくて、バックラッシュしたが、致命的な状態にはならなかった。 ・ロングキャストモードは、突発的な横風ですらバックラッシュ多発だったジリオン用HLCスプールよりも扱い易い設定。 ・ギア比7.1なら巻き重りも少ない ・同じ用途目的で買ったスコーピオンDCよりは飛び、トラブルが少なかった。 |
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・軽いルアーが飛ばない。 使用ロッドや天候にもよると思いますが、今回試した中で気持ち良く飛ばせたのは9g以上。 ・20段階マグが初なのですが、T3-MXではメモリ0.5でほぼバックラッシュしない状態だった。 20段階目に設定するときっていつ?「今でしょ!」と言えるときがわからないし、自分の釣りではマックスブレーキモードは不要な気がする。 |
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使用方法やその性能がという意味ではなく、評価をするという意味ではとても難しいリールです。 強風下での試し投げだったためか、悪くはないのですが、感動もあまりありません。 そんな感じのため高評価ができませんが、★3です。
ロングキャストモードが扱い易い設定になっていると書きましたが、実はその分飛距離が犠牲になっている気もします。 その距離の差をもしかしたらTWがカバーしているのかもしれませんが。 また、ジリオンリミテッドの方が若干ハイギア寄り(ギア比7.3)の設定ですが、ワイルドハンチの巻きももう少し軽かった気もします。 軽量ルアーはベイトフィネスを謳っているリールもあるわけですし。
1タックルでいろいろやりたいという場合はとても優秀なリールだと思います。 が、数タックル用意できる場合には、上記のとおりもっとその釣りに特化したリールが他にあるのではないか、と。
なお、巻物メインなら6.3ギアをお勧めします。 巻き抵抗の大きなディープクランクや大きなスピナベの使用が前提なら絶対6.3ギア。 それこそ本当に1タックル限定で、オールマイティーさを求めるなら7.1ギア。 7.1ギアでも前記のとおり、ワイルドハンチならそれほど負荷なくいけると思います。 また、過去に11カルディアのインプレを上げたことがありますが、2506Hで引きが重くて敬遠したくなったテールスピンも特に問題なく使用できました。 8〜9g以上のルアーをメインに使用されるならシーバス用に申し分ないと思います。
ただ真のオールマイティを求めるなら、6月発売予定のSVシリーズかSVスプールが出るまで待った方がいいと思います。 それまではゆっくり考える時間をお楽しみ下さい。
ちなみに、スコDCの評価を下げるようなことを書いていますが、使用するラインの種類&太さや巻き糸量の設定がちゃんとできている場合は悪くはないリールだと思います。 場所や状況でPEラインの号数を変更したり、ルアーやリーダーの交換・ライントラブル等でメインラインが減ってしまったりすることで、ブレーキの効き方が変わってしまうというのは、自分には少し使いにくいリールだったというだけです。 |