ちねりんさん |
デストロイヤ F2 1/2-710XS フェイズ3 |
20年以上 | 2018/11/12 |
■■■□□ | ★★★★ |
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PE1号にフロロ8ポンドのリーダーでワームの釣り全般。 主に琵琶湖、淀川にてノーシンカー〜ライトテキサス、3/8オンスのキャロまで。 〜1/4オンスの小型プラグ (TOP ・ ミノー) 等を使用する事もあります。 |
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・ブランク長 長さを求めて購入した訳ですから当然ですが、使いこなせればこの長さはかなり有効です。 キャスト後のラインメンディングのやり易さや、魚とのやり取りではこの長さに助けられる場合があります。 購入当初は取り回しに苦労しておりましたが数年使用すると慣れました。 又、オープンな場所で使用する場合にはこの長さから得られる飛距離は武器となります。 ・バットのパワー ティップに対してバットのパワーが強く、50upを何本か釣りましたが力負けする場面は無くて琵琶湖で45upをウィードの中から強引にリフトした際にもそれほど不安を感じませんでした。 この竿はF2ハーフとなっておりますがバットはF3〜F3ハーフ位は有りそうです。 |
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・グリップ もっと軽量な竿ならバランスが取れるかもしれませんが、この長さのロッドにこの短いグリップはありえないし、径も細すぎると思います。 他のフェイズ3のスピニングとは長さが違いすぎるのにそれほど長さの違わないグリップは竿のバランスを崩す要因です。 デザインを統一する事も大事ですが、ロッドの有効長を減らしてでもこの竿にはあと100ミリ程長いグリップが必要と思います。 (フェイズ3のスピニングは他にF2-66XSも所有しておりますが、グリップ長はさほどかわりません) 又、グリップジョイントもさほど必要性は感じません。 ・持ち重り 上記グリップの短さに起因するのですが、長時間使用すると肘や手首の負担を感じます。 又、朝一には中指と薬指の間でリールフットを挟んでいても指の痛みにより徐々に薬指と小指の間で挟むようになり、最後にはフォアグリップを握ってます。 少しでも持ち重りを軽減する為、やや重めのリールを装着した方がバランスが良いです。 (軽めのリールではバットのデストロイヤーのロゴ辺りを持ってシェイクしてみると案外バランスが良い程です) |
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フェイズ3にはあまり興味が無かったのですが、この竿はフェイズ1〜2には無い長さのスピニングで発表当初より注目しておりました。 サブネームに 『ICBM』 とありますが、当初は遠投を考慮して購入した訳では無く減水時の琵琶湖で足場の高いポイント、淀川や大和川で手前に障害物が有る場合に長いレングスが必要と考えて購入。 ハートランドの震斬も候補であったが、震斬はどうしても 『PEで遠投』 というイメージが強かった為にある程度の汎用性を考えてこちらを選択しました。 比較した際にティップが柔らかく感じた事もこちらを選んだ理由の一つです。 使用感にはやや不満もありますが、現在はバッドエンドに約20グラムのバランサーを装着して持ち重りを改善しております。 それにより竿の自重は重くなりましたが特に肘への負担が減りました。 又、これだけの長竿ゆえにPEを使用しても感度についてはごく普通です。
いまだに自身の後方や頭上に障害物がある場合には取り回しに苦労する場合もありますので誰にでもお勧め出来る物ではありませんが、自分にとってはロングロッドの面白さに気付かせてくれた竿です。 |