はぜさん |
DEEP-X100 |
- | 2004/11/22 |
- | ★★★★★ |
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場所を問わず使用だが、X200との使い分けを考えると野池での使用が多い。ラグゼノーム666+コンクエスト200DC+GT-Rスーパー20LBのタックルで最大飛距離25mと考えている。 主にリップラップ、護岸、テトラ、倒木周り、スタンプエリアなどで使用。砂地、泥底ではあまり使用しない。ただし、ボトムに固いゴミなどが落ちていれば別。意外な事にオーバーハング下で高い実績を残している。水質は圧倒的にクリアが良く、マッディは実績が無い。 水深2m以下のエリアで主に使用だが、浅い所では水深30cmのエリアで炸裂した事があり、中層巻きでも良く釣れる。リトリーブスピードはデッドスローからファストまで問わない。ただし、根掛かり易さを考慮すればスロー目が良い。X200と同じ様にストラクチャーに当たっても巻きを停めないのが肝となる。ジャークも良い。 季節的には春から初夏が良い。 フェイバリットカラーはMGスターダストシャッドOBで、今年はほとんどこれしか使わなかった |
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愛らしい表情とぷっくりおいしそうに太ったシルエット(笑)。国産クランクベイトの中でも一二を争うほどの可愛らしさである。カラーは絶版物を含めると把握し切れないほど多様で、釣行時にチョイスする際に悩ましい。 急潜行性能はこのクラスの国産クランクベイトの中では文句なくNO.1である。この特徴がプロダクティブゾーンの長さに繋がり、岸際にあるストラクチャーの攻め易さに繋がっている。 泳姿勢が非常に安定しており、相当浅いエリアでもつんのめる事が無い。使用水深を選ばない事は、広い範囲を手返し良く探っていける事に繋がっている。 X200譲りのヒラウチアクションはバスにバイトのきっかけを与える他に、ストラクチャーから離れ過ぎないという効果があり、カバーから離れたがらないバスを拾っていける効果がある。これによってアメリカンクランクやグリフォンとはまた違ったカバークランキングが可能になっている。 アクションは切れの良いタイトウィグル系で、ややロールを伴うために非常にフラッシングが強い。このためかクリアウォーターで良く釣れるモデルである。 ジャークやトゥイッチをするとそこらのシャッド顔負けのブレイクアクションをする。これが変化の無いボトムや中層引きでは効く。 引き抵抗は非常に軽く、ボトム変化を感知し易い上、ショートバイトを弾かない。フッキング性能も大変高く、掛かり易くばらさない。 一つ持っていると何かと便利なモデル。シャローからミッドレンジまでカバーし、クランクでありシャッドでもある。状況が見えなくなった時にとりあえず手当たり次第に投げるにはこのモデルの曖昧さがありがたい。 |
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クランクベイトとしてはやや動きが小さく、振幅も早くない。水を押すというよりは水にテールをたなびかせるタイプのアクションであり、そのせいかマッディでは良くない。 障害物回避能力は高いとは言えない。ややスタックし易いのとフロントフックがストラクチャーに刺さり易い傾向がある。ただし、ストレスを感じるほど根がかるわけではない。 ややリップの強度が低い。リップラップを1日引き倒したら欠けた。 カツアゲフックは延びる。 |
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04年度データから読み解くDEEP-X100 ・ 所有個数…12(同一カラー含む)、ロスト数2 ・ 04年度獲得匹数…9匹(最大魚45cm) 釣果ランク11位 ・ 釣果内訳…30cm未満(6匹)、35cm未満(1匹)、40cm未満(1匹)、45cm(1匹) ・ 状況…リザーバー(3匹)、野池(6匹) ・ 月別釣果 6月…5匹、7月…3匹(最大魚獲得)、8月…1匹 ・ カラー別釣果・・・MGスターダストシャッド(9匹) ・ 絶賛した割に釣れていないが(汗)、近所の野池にはクランクスポットがそれ程無いことを考えれば健闘したといって良い。トリオを組んだCB200とワイルドハンチよりも遥かに良い釣果を残している。しかもかなりの数をバラしたことも付け加えておく。 ・ 近所の野池のアベレージサイズからして子バッチが多いのは無理も無い。最大魚はリザーバーでのものである。
04年度メモリアルフィッシュ(番外編) 7月、とあるリザーバー。灼熱の太陽の下、僕はインレットをゴムボートで溯っていました。見れば、バスはうようよ泳いでいるものの、水がクリアなせいなのかぜんぜん釣れません。限界まで溯ったもののこれは駄目だと判断した僕は下流へ下り、本湖への入り口に辿り着きました。 と、そこでボイルをおこしているバスに出会ったのです。そこでボイルにトップ系のルアーを直撃してみたのですが、反応がありません。 そこで、僕はこのモデルのスターダストシャッドをセットし、ボイルの起こる岸際のスタンプに絡めてみたのです。すると、スタンプを乗り越えた瞬間、竿先が押え込まれました。 変な感触だったので「小さいのか?」と思いながらリールを巻くと、いきなりラグゼノーム666がぶち曲がりました。「おお、これは確実に40UP!」僕は少し強めに竿を煽りました。 すると奴は急浮上に転じたのです。ジャンプの気配を感じた僕はロッドを水の中に突っ込みました。しかし、奴の上昇は止まりません。「ちょっと待て!」僕の叫びも空しく、奴はもんどりうって水面を割り、ムーンサルト! あっさりフックは外れ、その45UP確定というバスは去っていきました。 今年何度か夢に見たほど(笑)。悔しいバラシでありました。 |