ぷるくさん |
ZILLION TW |
20年以上 | 2015/09/25 |
□□□□□ | ★★★ |
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XXHLを3/8oz以上のラバージグに。 更新:フットボール専用にしました。 |
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ターンアラウンド式TWS。カバーを流す時などパーミングしたままピッチングやちょい投げをする私にとって、T3のパカパカではなく、このターンアラウンド式が絶対でした。でもこれこそが不満な点でもあります。 ドラグノブがデカく指で弾きやすい。 メカニカルブレーキノブがデカく微調整しやすい。 ドラグの出だしが良い。ほとんどロックですがライトラインを使う人には頼りになるドラグだと思います。 このくらいの自重のリールが欲しかった。特別重くはないです。 スプールがワイド化された割には大きさを感じず、がっちりパーミングできる。 新品購入時からなぜか10ボールベアリング仕様。ハンドルノブのボールベアリングが初めから2個づつ入ってました。(仕様と異なる製品を出荷するあたり、最近のダイワの品質管理能力には疑問を感じますが) |
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当然な事なのですが、多少巻きは重いです。抵抗がかかるとさらにグッと重くなります。 クラッチもレベルワインド連動なためか、少し重いです。 メカニカルブレーキは微調整しやすいですが、今までと同じように締めてもまだ緩かったりして調整にちょっと手間取ります。慣れの問題ですが。 他の手持ちダイワリールと比べてマグダイヤルの厚みがなく微妙に操作しづらいです。 そしてTWS。もちろん使用条件によりますが、特にPEを使用した場合、構造上TWS上部の削れは発生すると思います。タトゥーラのTWSと比べリトリーブ時にラインの押し付けを弱くする部品へと改善されているものの、36mmスプールに対応するために必然な変更であり、根本的な構造欠陥は解消されていません。私はフロロでの使用を前提に購入しましたし、ボート釣行中当タックルを使用する時間も限られるので削れないかもしれませんが、削れて当然なものを商品にしちゃダメだと思います。★-1はこの部分が大きいです。 更新 : マグダイヤルについて。雨の日の濡れてふやけた手ではもはやダイヤル操作不能です。他のリールのマグダイヤルを移植できないですかね。 更新 : 塗装について。今までダイワのリールの塗装で不満に思ったことはなかったのですが、ジリオンのツヤツヤ系の塗装は雨の日だと滑ります。高級感はなくてもTD-Zのようなカサカサ系の塗装の方が良かった。 |
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リアクションで買った中古のジグ・テキサス用ロッドが先重りするので、バランスというか、少しでも先重り感を軽減するため少し重いリールが欲しくなったことが購入のきっかけです。 今まで使用してきたリールは全てギア比6.3以下で、ハイギアなリールを食わず嫌いしていた私にとって初のハイギアリールです。(流行りに乗り遅れたヤツのインプレだと思ってください)
ハイギアではなく超ハイギアでした。使い初めは本当に参りました。 いつもと同じようにシャカシャカと回収するとポイントにピッチングしたスピードより速くルアーが戻ってきました。 さらに巻きすぎてトップガイドにガチャッ! 次は少し手前で巻き取りを止めたけど、やっぱり戻りが速すぎてラバジをキャッチできず股間にチーン! しかもキャスティングでもピッチングでもマグMAXにしてもバックラしまくり。さらにピッチングは浮き気味で思ったところに入らない。だからテンポもなにもあったもんじゃない。当然釣れない。 ヤバいリールを買ってしまった、と少し後悔しました。
で、悔しいのでしばらくの間メインで使ってみました。 なんでだろ。普通です。結局ギア比については慣れでした。もうラバジを股間に当てることもありません。巻きすぎて飛んできた子バスは当てましたが。でもそのハイギアのおかげで、アシやブッシュや浮きゴミ越しに入れたルアーの回収など、手前の障害物にルアーをぶつけてひっかけたりせず回収できますし、利点も多いです。
使用初期はマグ15でもキャストの前半にスプールのラインが膨らむ感じがありましたが、今はキャスティングもピッチングもマグ8くらいで気持ちよくスポットに入りますし、バックラする気配もありません。特に何もいじってないのですが、何なんでしょう、この変化は。 私は最大飛距離よりキャスティングもピッチングも同じセッティングでトラブルなく使用したいのでマグ8に落ち着いてますが、やろうと思えばマグ4くらいでもいけます。 最大飛距離には拘りはなく、測ってませんしよくわかりませんが、マグ8設定で安心感のあるキャストフィールにしてはよく飛びます。 ピッチングに関しては34mmのSVスプールより伸びがある感じでやり易く感じます。
スプールへの偏り巻きは購入当初のバックラが頻発していたころは偏り巻きの傾向がありました。恐らく私の場合はバックラを直す作業において、ラインがレベルワインドのリトリーブポジションに落ちていない事が原因だったように思います。 あとピッチングばかりを繰り返したときにスプールの両端の巻きが少なくなったり偏り巻き傾向がでることがあります。これは一度ピッチングより長い距離をキャストしてやるとすぐ直ります。
巻き心地については良い方だとは思いますが、ラインスラッグの巻き取り、ルアーの回収、サカナとのやりとり程度の事なので、ジグ打ちリールにおける巻き心地など評価対象外と考えています。 現在ゴリ感(?)は多分ありませんし、あまり気にもしてません。たまに自分でバラしたときに適当にグリスアップして組むので、意図せず解消されてるのかもしれませんが。
ZILLION TWは36mmスプールで軽量ルアーには適さないことを理解した上で用途を限定して使用するならとても良いリールだと思います。反面オカッパリで、このリールで全てをやろうとすると不満が出ると思います。
TWSの耐久性等不安要素はありますが、現状わりと満足してます。
更新 : レベルワインドにベアリング追加。 通常のピッチングは良かったのですが、台風後の激濁り超満水のダム湖にて、スキッピングで枝などを突き破ってさらに奥に入れたい場面が多々ありました。すると私の未熟さ故に手前の枝や葉っぱにヒットして奥まで入らずバックラッシュなんてこともあります。そうなった時SVスプールやマグスプールと比べると36mm超々ジュラルミンスプールのバックラッシュの方が重症です。なので私のスキルではヘビーカバーでの使用はストレスになり、当ジリオンはキャスティング性能を生かしてフットボールジグ用にコンバートしました。
更新 : 雨の日の使用でマグダイヤルの使いづらさとツヤツヤ系塗装の滑りやすさを実感しました。私がダイワに望む使い勝手の良さには程遠いと感じてます。 また新品購入時の状態の悪さもマイナスです。ハンドルノブなどベアリングが2個づつ入っていたのにベアリングがグリスでギトギトで全く回転していませんでした。購入初期にマグをMAXにしてもバックラッシュが多発したことも初期状態の悪さが原因かと思われます。 もうひとつ★を減らします。 |