SNEG ver2さん |
ZILLION SV TW |
20年以上 | 2016/03/06 |
□□□□□ | ★★★★★ |
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ギア比6.3モデル 用途問わず |
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・svスプールとターンアラウンド方式twsの組み合わせ 素晴らしいの一言。 ブレーキ8くらいからサミングせずとも、ほぼバックラッシュ知らず。それでいて飛距離は必要十分。 50メートル以上の遠投にはブレーキを6以下にする必要があるものの、すさまじく適当なサミングだけで対応できてしまいます。 |
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・巻き心地 ギアを得意とするシマノと比べるのは可哀相ですが、悪くはないもののやっぱり微妙。mmギア非搭載モデルにも負けており、カルカッタコンクエストなんかを比較に出せば話にもなりません。 シャカシャカすると表現すればいいのか、乾燥しているような巻き感です。粘性の高いグリスに変えれば変わるかもしれません。 ・塗装の弱さ これはかなり弱いです。おそらく塗膜の厚さとフレーム本体との接着力に問題があるのかと。コンクリートの上に寝かせたりなんかすれば、すぐに欠けます。私のような気にしない人からすれば、だから何だって話ではありますが。 ・キャスト時にガー、と音が鳴る イコール不要な振動が発生しているという事だと思いますが、その割りには飛びます。気にする人もいるかも知れませんので、欠点に挙げておきます。
逆に言えば、この程度の欠点しかありません。利点が大きすぎるので霞んでしまうと思います。 |
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発売当時最軽量だったTD-Zを買い、バス相手には十分だったもの、引きの強い大型魚にはドラグとフレーム剛性がダメダメ過ぎてダイワ製リールが嫌いになった者です。 あれから何年も経ち、いい加減その辺りを改善しているだろうと思い、twsとsvスプールが気になって購入しました。 使ってみた感想ですが、本当にベイトリールのストレスから開放された商品だと感じました。 キャスティング性能については、6.6フィートの竿を使った場合、7〜8割程度の力でフルキャストと遜色のない飛距離が出ます。逆に言ってしまうと、全力で投げても飛距離は大して伸びないという事です。 もちろんブレーキ設定を1や2に下げればこの感覚は変わってくると思いますが、バックラッシュ知らずというこのリールの利点を潰しかねないのでお勧めはしません。 この使用感から、7フィート以上のロッドと相性が良いように思えます。ルアーの重さを感じながらしっかり最後まで振り抜くと気持ちよくストレスを一切感じずに投げられるでしょう。 キャスト可能なウエイトは、ロッドとの組み合わせ次第で4g〜といったところでしょうか。7〜8グラム程度から気持ちよく投げられます。上は28gまで試しましたが、かなり加減して60メートル以上飛びました。ロングロッドならもっと飛距離を稼げるでしょう。 何よりバックラッシュをしにくいので、夜釣りに気兼ねなく使用できるのが嬉しいです。ベイトシーバスにはこれしか使わなくなると思います。
これだけの性能を見せ付けられて、もう過去から抱いていたダイワへのネガティブなイメージが払拭されました。 日中のオープンウオーターではキャストの感覚が楽しく、巻き心地の良いシマノを。スキッピングやフリップ等の変則キャストが必要であったり、夜等の悪条件ではブレーキ設定がすぐにできるダイワを、といった使い分けをしていきたいと思います。 |