深山烏さん |
ミリオネア CV-Z シリーズ |
- | 2004/02/01 |
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CV-Z103のGREEN/GOLD verをデストロイヤートマホークF4-64TXにセットして使用。ラインはDUELのX-TEX COBRA(10lb)。セットするロッドの性質から、扱うのは専ら巻物系統ばかりだが、デスアダー(チビ含む。フックは5/0)のノーシンカーなどを扱うこともある。 |
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グッドデザイン賞を受賞しただけのことはあり、ボルトレスのノンスクリューボディは美しい。このバージョンには、ブレーキの外部調整機構が標準装備されているのだが、この機構のデザインは、既存の丸型リールの外部ブレーキ調整機構としては最も美しく、機能的なものだと思う(大体使うのは4〜7)。レベルワインダーのデザインも気に入っている。また、デザイン面だけでなく、機能面も高い水準でまとまっており、キャスティング性能、巻ごこち、剛性感なども、申し分のない仕上がりである。重量バランスや機能面の相性もセットするF4-64TXにぴったりマッチしている。 |
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デストロイヤーF4-64TXにセットすることを前提に、高性能な丸型で配色はゴールド系統と言うことを念頭において考えたところ、コンクエストの100番と、ミリオネアの100番が候補となった。この2台を脳内コンペ(なんかアレな表現だが)にかけた結果、扱うのが主に巻物系統で、重量も6g〜20gあたりまで変動することを考慮して、ミリオネアを選んだ。当初は、あるショップのホームページで販売されている、ノーマルモデルに外部調整ブレーキ機構を標準装備したショップオリジナルモデルに手を出す予定だったが、偶然、近所の釣具屋で、GGバージョンが売られているのを発見したので、予定を変更して購入した(ちなみに、どーでもいいことだが、初任給を記念しての買い物であった)。 グリーンをベースにした渋いカラーリング、ゴールドのパーツ、そして、コルクノブがトマホークとヤバイくらいマッチしてていい感じである。また上にも書いたが機能的な相性も申し分ない。ただ、不満と言うほどのことではないが、あえて言うなら、クラッチに色気がないと思う。折角の限定モデルなのだから、鍛造品使えとまでは言わないが、せめてメタルコートぐらいはして欲しかった(と言っても仕方ないが)。あと、ノンスクリューという構造の性質上、自分で分解メンテナンスは不可能である。機関周りがトラブルに見舞われたら、ほぼ確実にショップ、メーカー送りということになる。 もし、ブレーキの外部調整機構がないノーマルモデルしかなかったら、多分コンクエストの方を選んだと思う。マグネットブレーキシステムの遠心ブレーキシステムに対する決定的なアドヴァンテージとして、ブレーキ調整の容易さというものがあるのは言うまでもないことである。ノーマルモデルは持っていないし、当然、扱った事もないので、断定はできないが、EASがあるのとないのでは、扱いやすさに関しては、天と地ほどの差があるのではないだろうか。釣場でいちいち、あのパーミングカップを開けないといけないと思うと、空恐ろしいものがある。おそらく、フリップオープンのコンクエストの方がまだマシだろう。メーカーも次のモデルチェンジの際には、是非EASをオプションでなく標準装備するべきである。このリール、モノはなかなかいいのに、今ひとつ人気がない理由はそこにあるのではないかと思う(とはいっても、マイナーなもの好きの私としては、人気が出ても困るのだが)。 したがって、もし、このリールの購入を検討されている方がいたら、ノーマルではなく、GGバージョンか、ベイキャスティングSPの方をお薦めする(M-ITOは趣味じゃないので挙げない←それでいいのかメガバスヲタク)。割とGGバージョンは売れ残っているのを見かける。田舎だからか?
購入から現在までノーマルのノブのままで使っているが、そのうち平型のコルクノブを購入する予定である。おそらく、更なる使用感の向上が望めるだろう。 内容微修正。ver1.01 2004/2/1 |