ぴょん吉さん |
カルカッタ コンクエスト 50/51 |
25年以上 | 2007/01/19 |
■□□□□ | ★★★ |
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1/4oz前後のクランクベイトによるカバークランキングに。グラスロッド、14ポンドナイロン使用。 |
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・ボートから至近距離の複雑なウッドカバーを狙う際、ストレスなく撃ち込んでいける。これは、少々無理なキャストになってもバックラッシュが少ないため。ただ、スコーピオン1000でも、遜色のないレベルで同じことが出来る。 ・サイズの割には、リトリーブ、バスとのやり取りともに巻き上げ力の不足を感じない。スーパーSHIPの恩恵か、この部分はスコーピオン1000と格段の違いを感じる。 |
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(機能性を含めた)デザイン。このリールの特性を体現するために、「カルカッタコンクエスト」というフォーマットである必要があるのか、ということ。弊害は大きく二つある。 (1)パーミングしにくい。ロープロ化が図られているが、丸型のサイドプレートがここまで小さいと掴みにくく感じる。 (2)スプール周辺のクリアランスが小さい。少しラインが浮いたまま巻き込むと、簡単にフレームインサイドにラインが接触する。加えて、そのマシンカット切削面が鋭い。 また、レベルワインダーとスプールの距離も短く、ラインの放出抵抗を実感するわけではないが、最新のシマノの「ロングノーズデザイン」とは矛盾している。 |
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剛性面の優位もさほど無くなった今、丸型リールの存在意義は、コンサバティブなルックスにあると言える。この「味」の世界は趣味の道具にとって非常に大事な部分。 ならば、「サイドプレートをブランキングしました。ホコリが入ったらいけないので、透明のカバーを貼り付けました」という、子供だましのようなことはしないほうがいい。ギアハウスの張り出しも、私的には破綻したデザインに見える。 丸型の公式を守った中でのカルカッタの進化に期待。ただ、「50」という非凡な特性は、非円形ベースに置き換えた方が、実戦における戦闘力は増すのではないだろうか。 |